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ソニー今野さんのお話し

これまでもちょいちょい参加してるXR総合展メタバース総合展。

同時開催のライブエンタテインメント展に、ソニー今野さんか登壇するというので聞きに行ってきました。とても勉強になったと共に、いちbuddiesとしてますます応援したくなりました。メモ走り書きとSNSからの情報をつなぎ合わせて、自分の言葉で書き直してますので、完全に一致ではないことをご了承ください。

ではどうぞ。

乃木坂46、桜坂46、日向坂46、 アイドルグループというのは非常に活動が多岐に渡る。アイドルというのは総合格闘技みたいなもので様々なジャンルの訓練をしていかなきゃいけないという非常に過酷な活動。

乃木坂を代表にご説明

1.CD制作、音源制作

ジャケットの撮影、レコーディング、1曲1曲振り入れ、ミュージックビデオ制作。 大体1シングルで7曲制作、年間3作ペース。21曲ずつ年間でレパートリーが増えていく。

2.TV番組

デビュー前の2010年から始めて、現在も乃木坂工事中という形で続いている。グループレギュラー4本。個人レギュラー7本。
その他に色々なバラエティーにゲストで出演。

3.ラジオ

ラジオレギュラーだけで乃木坂で13本。

今野さんがソニーに入り、ラジオプロモーターからスタートしたんですけど、 なのでも個人的にも本当にラジオの力っていうか、ラジオが大好きで、メンバーに多くのラジオ番組を持ってもらいたいっていうのが夢だったとの事。

筆者補足

4.ファッション誌のレギュラー専属モデル

乃木坂をアイドルファンだけじゃなく、女の子へ向けてどんどん増やしていきたいっていう思いがあった。
白石麻衣が「Ray」の専属モデルになり、そこから続々とメンバーを雑誌の専属モデルに送り込む。

5.写真集

今までで多分60冊ぐらい出てる年間の写真集売り上げの7割、8割は坂道グループが占める。編集者、各出版社の編集者の熱量と メンバーの努力が積み重なって生み出されていく。今年の年間第1位はおそらく5期生の写真集になると思う。

6.ドラマ、映画

ドラマ、映画に古くからチャレンジ。
昨年は朝ドラと大河ドラマ 両方同時に叶うという、達成感を感じる成果を出すことができた。

7.舞台

舞台はデビューからずっと続けている。今年はセーラームーンを5期生で開催。10万枚の応募で非常に大反響だった。

8.広告

現在で今17社広告契約。
マクドナルド、KOSE化粧品、 カップスターなど

9.配信

3年前ぐらいから非常に力を入れてきたのがyoutube。
テレビの地上波の番組をyoutubeで見るのはハードルが高かった。乃木坂工事中というレギュラー番組は、事務所で制作著作を持っている。これをなんとか多くの人に見てもらいたく、youtubeで配信。

SONYが権利を持つ音楽のコンテンツを中心としたyoutubeチャンネルと
メンバーの緩い動画のチャンネルがある。
現在、視聴者数が114万人。立派なyoutuberになってるかなと思ってる。
スポットライトが当たりにくいメンバーを、様々な自分たちの特技というのをお見せする機会が生まれた。

10.ゲーム

僕が元々実は日本でゲーマーです。ゲームが大好き。

ファミコンが発売された時から、ファミコンプレステーションも様々なゲームをやってまいりました。特に ガラケー時代に、怪盗ロワイヤルやってた。
乃木坂のメンバーで「ときめきメモリアル」をやったらめちゃめちゃ面白いかも!全国対戦で白石麻衣のファンが競い合って、年間でベスト10に入れたらその100人に入れた人たち向けに、本人プロデュースのイベントをやるみたいなことをして、このゲームを盛り上げた。初年度からものすごい売り上げがでる。

会社で表彰されていいだろうなと思ってたけど、その年に もっととんでもないFGOという化け物ソフトが生まれ全て消されてしまった(苦笑)非常に残念です。

筆者今野さんの言葉を補足

11.オフィシャルグッズ


グッズは毎シングルごとツアーごとに、ペンライトや推しメンタオルをデザインを変えて発売。もう1個大きいマーケットがあり、それは生写真。アイドルの特有の生写真文化がある。
これはコレクター魂どうを刺激するか。定期的に作って販売。
全てのグッズ、売り上げの半分が生写真ですって言ったら、皆さん多分驚かれると思う。 収益にものすごい貢献。

12.のぎ動画

ブルーレイなどに収録しきれない、ファンが見たくても見れないようなコンテンツが山のようにある。どうやって利用するか考えて、動画配信することに。有料会員制のサブスク、会員になると動画が見放題という、そういう サービスも始めてます。月額1320円税込み。 会員数もは5万を超えて事務所の収益に。

13.オンラインミーグリ


握手会をcdの特典としてやってきた。
この3年間コロナによってできない。握手会はファンの非常に高いモチベーションになってる。ソニーの技術者の方たちに相談して、オンラインリーグリのシステムを作った。

14.リアルミーグリ


今はコロナが開けて、握手会までは戻してはないが、リアルで実際にメンバーに直接会うことができるリアルミーグリを開催。
まだ接触に関してのリスクがあり、軽減するためにアクリル版を引いてが、音声が届かない。そこで、薄い膜で音声が通るシートを開発してる会社があり、今はそのシートを貼って、ノンストレスで直接の会話ができるというところまで戻すことができた。

色々なテクノロジーの力で、サービスが変わっていく。
(ここで写真を紹介)コロナ前の 会場の様子。
幕張メッセ。毎回毎回このレベルでお客さんが集まっていた。(すごい人数)地方からなかなか行けないファンの人も、オンラインで参加できるようになった。(リアルだけにせずオンラインも残していくとの事)

15.展示会

今までの衣装や撮影の時に使った貴重なものを展示する。上海でもやった。その後国立博物館でも開催。櫻坂は新せ界。日向坂は展覧会と同時期に、東京スカイツリーでも2か所同時開催。(スカイツリーのスタッフにおひさまがいて、ツリーを日向カラーにしてくれた)

ここでまとめ映像が流れる。

櫻坂のオーバーチャーが流れて声出そうになった

筆者心の声

ファンエンゲージメントを高めていくため、毎日積み重ねていくことで、乃木坂、櫻坂、日向坂というのは日本代表するコンサート動員を誇るグループになった。23年度乃木坂は年間で48公演。55万人。
乃木坂は選抜メンバー選抜に入れなかったアンダーチームがある。アンダーのコンサートだけでも、 メインコンサートを超える熱量を誇るライブになっている。櫻坂はバックスライブ。日向坂は(ひらがな)ひなた坂。

奇しくもこの日がひなた坂ライブ開始だった

筆者注

櫻坂はそれに加えて、海外公演をやった。
行ってみないとわからない感じだったが、ジャパンエキスポのパリには1万5000人ぐらいのお客さんが来られて、手応えを感じた。
その後、マレーシアやフィリピンでも公演。国内のロックフェスにも出てる。

日向坂は横浜スタジアムっていうのを新たな聖地に。
さらに新しいチャレンジとして宮崎県でライブを開催し全国からおひさま(日向坂のファン通称)を呼ぶ。地元地域の方たちと協力し、 ひなたらしいハッピーオーラを届けたい。地元の人たちとの交友会が生まれた企画。日向ならではの企画になってくれると嬉しいなと思ってる。
乃木坂は神宮球場、櫻坂は千葉のZOZOマリンスタジアム、日向坂は横浜スタジアムと 首都圏の球場を周辺のライブの聖地として育てていくっていうことをやってた。最初はいきなりその聖地っていうのはなんなんだ、みたいな批判が起こってきたが、続けることでファンの方たちに根付いていくと思う。 しっかりとやっていきたい。

ライブチケット価格の話
チケット価格について、コンサートを主催する側としての悩み。
資材高騰、人件費の高騰に対応しないと成り立たない。元々9800円でスタートいたが、1万800円、と高くなってる。配信チケットは4600円。


日本でも有数の動員を獲得できてるチームだが、利益はほとんど0に近い

衝撃

筆者の心の声

コンサート業界全体の課題。デジタルとか色々な技術で効率的にやってファンの方に低価格で お届けできるかっていうのが、大事なこれからのテーマだなと思ってる。ここで再度まとめ映像が流れる。

質問コーナー


1問目。
Q.櫻坂とINIの新曲の発売日が重なったのは事業戦略上のものなのか偶発的なものですか。
A. 発売日が一緒になったのは狙ったわけでもなく、むしろ避けたいっていうのが本音。

ファンの皆さんがチャート1位を獲得するために、 競い合って複数買うみたいな行為を行った結果、エキサイトしてしまった結果ではという批判もある。あえて狙って競わせたと捉えられてしまってる方もいると思う。発売日が一緒になったのは、狙ってない。むしろ避けたいのが本音。
INIは前作で言うと10万20万ぐらい売り上げが小さかったが、ここで一気に抜いてきた。ファンの方たちの「ファンダム」の力でそこまで押し上げた。すごいな と思った。櫻坂の ファンの皆さんも愛を持って、支えようっていう風にされたことに関しては本当に感謝しかない。
無理してそういう争いが起こらないようにしていきたい。
(曲のリリースは)1回で終わるわけではない。いろんなものを見ていただきたいし、コンサートにも来ていただきたい。ファンの皆さんが健全に楽しんでいただけるように、僕たちが考えていかなきゃいけない。

質問2
Q.三坂で日向坂のみどういう戦略で行くのかわかりづらい。どういう構成で考えてますか。
A.わかりづらいというのは、いたって我々の責任。期待してていただきたいのは、宮崎のチャレンジ。地方に大規模なエンターテイメントを持っていく。色々な苦労で、いろんな壁にも当たってる。例えば宿がないとか交通手段がないとか、いろんな問題がある。
地域の皆さんとファンの皆さんと一緒に取り組んで、地域経済の活性化し、新たに九州エリア含めて新たなファンの獲得をするか。ファンの人たちだけじゃなくて、色々な人たちを巻き込んでいくというパワーを得ていくのが日向坂としての進化。ハッピーオーラが、 日向坂を応援していただける方を幸せな気持ちにさせるっていう、ここが1番の彼女たちの強み。

先日Yotubeで46時間生放送をやった。これ乃木坂で始めた実験的だった。に普段番組をレギュラー番組作ってる制作陣の愛で46時間続けるという内容。我々の コンテンツの根底に本当にあるのは「愛」だと思う。その愛をどうやって形にして、皆さんに生かしていけるかっていうことで頑張る。

質問3
Q.国内アイドル市場の成長に限界?韓国アイドルがグローバルにしてく中で、今後どのようにして新しい日本型のアイドルを打ち出していく?

A.Kpopはここ10年ぐらいでものすごい成長してる。

1つは日本のコンテンツ事業をやっている人間の、 どこまで守ってどこまで戦略的に行くかという作戦の違い。
韓国はグレーのとこ、どんどん攻めていくというビジネススタイル。
kpopがアジアでこれだけの影響力を得たのは、自分たちのコンテンツを2次利用されるのはオッケー。地元の言葉で字幕つけて、自分たちのところで流してもらって全然オッケーとやってる。
それによって、アジアでは、韓国コンテンツはどんどん現地化されてって広がっていった。(日本は著作権で許さないですみたいな形。

我々日本人はほとんどルールを守るが、韓国はルールブレイクするというところのたくましさがある。アーティストが言語に対して非常に積極的。日本語を覚えるとか現地の言葉を覚えていくってことに積極的。
日本のアーティストはガラパゴスというか、日本にとどまっている気がする。最近はいろんなアーティストが日本から外に出てて、海外に対して発信していくアーティストが非常に増えてきてるのも事実。

我々も、コロナ前は上海でアリーナを2年連続でやった。

海外に対して日本のコンテンツを持っていくっていう思いは、決して諦めてない。今後も本当ここがチャレンジしていく1つの領域になっていく。

質問4
Q.ホワイトスコーピオンのようなデジタルに力入れる?(というニュアンスの質問だったか)
秋本先生プロデュースのアーティストでありますが、デジタルというところでNFTみたいなことを試験的にやって ます。ファインエンゲージメントの中でそういった新しいデジタル技術を使うのは可能性としてはある話。 我々もそれは注意深く見ていくが、まだ課題を感じている。
そこに関しては、いつでも盛り込める準備はしていて、考えて ないということではない。

以上ここまで。

筆者感想

アイドルは総合格闘技っていう言葉がしっくりきました。


アイドルっていつ休んでるんだ。。。すべてが緻密に考えられている。
簡単に批判とかされちゃうけど、みんな頑張ってるんだから温かく見守っていこうねという気持ちになりました。

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