台湾のお祭り・廟會のこと②
お祭りの流れ
日本の社寺のお祭りも様々で、それは台湾も同じですが、
大きな特徴として、神様パレードがあり、神様のパワー・縄張りの広さによって規模も変わりますが、小さな路地から幹線道路片側車線まで、
交通を止めて大がかりに行われます。
警察官も駆り出され、手動で信号機を操作したり交通整理をしたりしますが、大規模なパレードですと幹線道路を長時間止めっぱなしにできないため、行列の一部を止めて一定時間、それまで待っていた車・バイク・バスを通しては、また止めて行列を通す、ということを繰り返します。
ということは、すごく時間をかけて行列は進み、小規模なら半日、大規模だとまる一日かけて行われます。朝から始まるパレードなら、昼食休憩・夕食休憩の時間も設けられています。
夜市の通りで休憩中の神様(神將)たち
パレード見物する側も、合間にトイレ休憩・小吃タイム必須の体力勝負になるため、自分の観覧場所・撮影スポットを決めて観る方が大多数かもしれません。日本のように有料観覧席などはないので、地元の方、廟・祭関係者の邪魔にならない場所に立って観ることになります。
一方、自分がタクシーやバスに乗っていて祭の交通規制に出くわしたら気が気ではないと思います。タクシーなら運転手さんが迂回路を探すと思いますが、移動は常に早め早めに時間を見ておくのが間違いないでしょう。
(私はといえば、毎回、帰国便チェックイン締め切り直前にカウンターに駆け込む派なのですが、あのドキドキはないにこしたことはありません!)
タイムラインはあらかじめ進行予定表(Facebookなどに投稿されること多し)があり、廟出発時間、途中の休憩、入廟(戻り)時間の他、行列が途中立ち寄る廟・経路が明記されていますので、あると便利です。
各廟によってご神事の期間や内容は様々ですが、神様の生誕(聖誕・千秋・萬壽・下降)記念日の前には祝いの巡行(パレード)があり、当日は法要があり、神様には御馳走が供され、信者・関係者も廟の前に円卓を連ねて宴会をして祝うのがおおまかな流れになります。
では、そんなに長時間かけてするパレードってどんな感じ?
どんなみどころがあるの?
また次回お話します。