サンライズとメロンパン
これまでも書いてきた通り、上京して西と東の言葉の違いに戸惑ったことは何度もあったが、考えてみればメロンパンもその一つである。
子供の時からずっと「サンライズ」と言っていた菓子パンが、何故か東京では「メロンパン」と呼ばれている。
メロンの味や匂いがするわけでもメロンが入っているわけでもないのに不思議に思ったが、聞けば表面の網目のような模様がマスクメロンの皮に似ているから名付けられたそうだ。
もっとも最近では本当にメロンの味や香りのする正真正銘のメロンパンが売られていることもある。
一方サンライズも同じく見た目でつけられた名前であり、昇って来る太陽に似ているからだと言われている。
その発祥の地は神戸で、同じ関西でもサンライズを知らない地域もあるようだ。
こうして改めて思えば「サンライズ」とは何ともモダンなネーミングではないだろうか。。
イラスト(クレパス)