グルテンフリーその後
作年の夏ごろ急に思い立ってグルテンフリーに挑戦してみたが、二~三日で
あっけなく挫折してしまった。
しかしその時得た知識でグルテン不耐症というのが、頭の隅に引っ掛かっていた。
ここ一年ぐらいだろうか、私は家族と同じ食事をとっていても
一人だけ時々お腹の調子が悪くなることがあった。
食べ過ぎたとか悪い物を食べたとか、全く思い当たるふしがないのに
不思議でならなかった。
そんな時ふとグルテン不耐症のことを思い出した。
グルテンによるセリアック病や小麦粉アレルギーではないが
長年グルテンを摂取することによって起こる体の不調、即ちグルテン不耐症ではないかと疑った。
何故ならもう20年以上毎日、朝はパン食、昼は麺類と小麦粉に偏った
最悪の食生活を続けていたのだから、グルテン不耐症になっても
おかしくはない。
そこでグルテンフリーは挫折したものの、せめてグルテンを減らすことなら
できると思い、まずは小麦粉食品を一日一食と決めたのである。
朝のパンと紅茶はどうしても外せないので、昼は麺類の代わりに
ご飯やお餅、芋類に置き換えることにした。
もちろん間食も洋菓子類はNGである。
するとどうだろう。
その日を境に今日まで三か月近く、お腹が痛くなることも調子が悪くなる
ことも全くなくなったのである。
最初は「パンが主食の欧米人はどうするんだ」と小馬鹿にしていた夫も
その効果に納得せざるを得なかったようだ。
私の場合さほど重度のグルテン不耐性ではなかったからかも知れないが
もし同じように理由の分からない慢性的な体調不良を抱えている方は
ぜひグルテンを意識した食事をとることをお勧めしたい。