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企業にお願い
ごみの分別収集が始まって20年いや30年ぐらい経つだろうか。
従来の不燃ごみ、可燃ごみに加え、プラスティック、缶・ビン、古紙・段ボール、乾電池・蛍光灯など家庭で細かく分類することも今ではすっかり定着している。
ただ、いつも厄介に思うのは段ボールとダイレクトメールなどの封筒を捨てる時である。
段ボールの荷物は殆どビニールテープが広範囲に使われているので、捨てる際これらを綺麗に剥がすのに手間取り、指や爪が痛くなって中々難しいのだ。
たまに紙テープを使っている段ボールがあると、それはそのまま畳んで捨てられるので非常に有難い。
さらにAmazonなどは段ボールの一か所を引っ張ると開封できる仕組みになっており、これは開ける時点でハサミやカッターすら要らない優れものである。
ぜひ見習って貰いたいものだ。
次に封筒類だが、中に書かれた宛先名が見えるよう封筒に透明の窓がついているので、その部分を切り取って紙ごみとプラごみに分けなければならない。
ところが分別に協力的な夫や息子でさえ、うっかり紙ごみとして捨ててしまい、一々それらを拾って切り分ける時は腹がたってくる。
夫や息子だけでなく世の中には、悪気はなくても資源ごみを無造作に捨てる人が多いように思う。
この封筒の窓にしてもパラフィン紙が使われている場合は、切り取らずにそのまま紙ごみとして捨てることができるのだ。
些細なことかもしれないが、段ボールの件もダイレクトメールの件も企業の意識一つで変えられるのではないだろうか。
イラスト (アクリル)