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はじまりの詩 THE AlFEE

一昨日 NHKのSONGSを観た。
THE ALFEE 50周年記念の番組である。

往年のヒット曲を中心に、デビュー当時の映像や下積み時代の面白トークで
大いに盛り上がった。

そしてラストは彼らのたっての希望で「はじまりの詩」が演奏された。

一部だが次のような歌詞である。

   はじまりは階段を降りた あの店の小さなステージ
   ただ夢中で歌うことが 明日への手がかりだった

         中略

   終らない夢を追いかけ 輝きを失わずに
   今でも僕はここで 歌い続けているよ

   今日から明日へ その先の未来へ
   永遠を 調べに乗せながら

   終わらない夢を君に 変わらない想いのまま
   今でも僕は ここで歌い続けているよ

それまで笑って観ていた私は胸がいっぱいになって泣きそうになった。
この一曲にアルフィーの長い音楽人生が凝縮されているのだなぁと
心底感動した。

そのあと私は果たして絵がこんなに人を感動させられるだろうかと
つくづく考えてみた。

同列に語っておこがましいが、私も彼らと同じぐらい長く絵と
向き合ってきた。
画廊オーナーとして多くの個展のお手伝いをし、主だった展覧会や公募展に足を運び、まがりながら自分でも描いていた。

その中で素晴らしい絵は沢山あったが、涙が出るほど感動する絵に
出会えただろうか。

残念ながら答えは否、やはり絵は音楽や詞に敵わないような気がする。

                    イラスト(パステル)



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