クリスマスはハート型の苺で
クリスマスシーズンになると果物売り場は真っ赤なイチゴで満杯である。
人気のシャインマスカットもこの時期ばかりは王座を譲っているようだ。
イチゴには様々な種類があるが、中でも一番たくさん売られているのは
「とちおとめ」であろう。
いちご王国・杤木の生産量の80%以上を「とちおとめ」が占めている。
しかし今後は「とちおとめ」の生産を減らして「とちあいか」が主流になると言う。
「とちあいか」は新しく開発された品種で、切ると断面がハート型になるそうだ。
味も「とちおとめ」より甘く実もはるかに大きい。
今はまだ10%ほどの生産量だが数年後ぐらいには「とちあいか」が80%と
逆転するらしい。
イチゴにも特許のようなものがあって「とちおとめ」はすでにそれが切れて
日本中どこででも生産できるようになった。
そこで栃木はまた新しい品種「とちあいか」を生み出して現在出願中なのだそうだ。
ところで私の記憶では昔「ダナー」というイチゴが売られていたように思うが、すぐに見かけなくなってしまった。
イチゴの品種を調べても載っていないが、覚えている人はいるだろうか。
イラスト(色鉛筆)