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いい夫婦の日に

今年になって夫方の姪が母親と弟を相次いで亡くした。
父親(夫の兄)は既に10年ほど前に他界しているので
彼女は50代で独りぼっちになってしまった。

どんなに哀しくて心細いことか、その胸中は察するに余りあるが
せめて結婚でもしていれば少しは違うかも知れないと
つい、らしからぬことを思ってしまう。

と言うのも私自身は結婚に少々嫌気がさしているところがあって
独身を通している人を見ると羨ましくてならない。
だから姪っこ達に「慌てて結婚しない方がいいよ」などと話していたのだが
彼女のことを思うと、やはりパートナーはいた方が良いような気がする。
特に女性にとっては。。(差別的発言?)

ところで今日11月22日はご存じ「良い夫婦の日」である。
我が家はお世辞にもそんなホッコリした夫婦とは言えない。
それどころか私は近ごろ流行りの卒婚を夢見ている。

しかし今回の姪の一件で大いに考えさせられてしまった。
思えば私も彼女と同じ境遇だったが、夫に出会って寂しさなど微塵も感じず
この歳まで人生を送って来たのである。

いつまでも夫と新婚時代のような関係を維持することは不可能だが
不平不満はお互い様で妥協したり我慢したりしながらも
その齢に応じた関係を築いていくのが「いい」は付かなくても
それなりに「夫婦」なのであろう。

                       イラスト (パステル)

追記  11月22日は「ワンワンニャンニャンの日」でもあるそうです~♪


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