盗作とは。。
新聞を開くと「ダミアン・ハースト 桜 」国立新美術館 企画展の一面広告が眼に飛び込んできた。
それは画面いっぱいに桜を描いた大作であるが、何と数年前に私が描いた桜のイラスト(B2)に似ていて驚いた。
こんなことを書くのはおこがましいが、その構図と言い色使いと言いそっくりなのだ。
これでは何だか私が模倣したように思われそうである。
ダミアン・ハーストも彼の作品も初めて知ったが、考えてみればこれまでも自分の絵と似た作品に出くわすことがたまにあった。
絵を描く人間は時として一つのテーマやモチーフに偶然同じようなインスピレーションを感じることがあるのかもしれない。
それを模倣とか盗作とか言われるのは心外である。
だが、その作品を知らなかったとしてもやはり後から発表した方が不利になるし、ましてや相手が有名作家となれば弁解の余地はないだろう。
かつて美術の世界でも音楽の世界でも盗作疑惑で世間を騒がせたことがあったが、それも本当のところはどうなのか分からないような気がする。
単に偶然だっただけかも知れないのだから。
イラスト(アクリル・粘土)B2サイズ一部