限りある命の尊さ
鬼滅の刃と銀河鉄道999は共通したテーマがある。
それぞれ2020年現在と1980年代に大ヒットした漫画・アニメである。
次の二つの言葉を読んでほしい。
無限列車編の煉獄さんの言葉
「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。
老いるからこそ死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ。」
映画版「銀河鉄道999」での鉄郎の言葉
「機械伯爵や、機械化人を見ていると、永遠に生きることだけが幸せじゃない。 限りある命だから、人は精一杯がんばるし、 思いやりや優しさがそこに生まれるんだと、そう気が付いたんです。 」
この類似性は偶然か
この二つの言葉を聞いてどう思うだろう。
私は鬼滅の刃の作者が、銀河鉄道999を下敷きにしているのではないかと感じてしまう。
一方は鬼、もう一方は機械の身体というものを扱いながら、対比されるのは生身の人間の尊さである。
限りある命だから
この対比は、人間対人間にも当てはまる。
限りある命、老いていつか死んでしまう命だからこそ、今を生きなければならない。
明日、命が落ちようとも、後悔せず笑って死ねる一生だったかのか
永遠という長い時間を生きるよりも大事なことを教えてくれる。
人の寿命はわからない。
死んだらどうなるかもわからない。
それが怖くないわけではない。
ただ、死の間際にどう思うか。
人並みではあるが、悔いのない一日一日を過ごしたい、という願いは人間としての本能なのかもしれない。
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