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【親友】

「なおちゃん。"夢"って、信じる?」

私には、不思議な出会い方をした親友が2人いる。
その1人が『なおちゃん』

なおちゃんは、不思議な話が出來る唯一の子。
なおちゃんは、わたし以上に、たくさん、
不思議な体験をしてる。笑

証券会社で働いていて、
こんなにほんわかした雰囲氣なのに、
成績は常にトップ。

特に目立った営業活動をしている訳でもないのに、なぜか大口のお客さんが突然現れたり、
既存のお客さんとの大きな取引が急に決まったり、職場でも"奇跡"と呼ばれている。笑




なおちゃんとの出会いは、インスタグラム。
何となくフォローして、DMでやりとりした事が、
きっかけ。

ななと、なおで、2人とも名前に、
漢字の"七"が付く。

【お互い"七"って漢字、珍しいですよね】

そんな話がきっかけで、会うことになった。

当時、わたしには、
誰にも言えていない『望み』があった。


『地球や世界をより良くするコト』


けっこう本氣で思っていたけど、
一般人のわたしに何が出來るかも分からず、
語るのが恥ずかしくて、誰にも言えてなかった。

それを初めて語ったのが、なおちゃん。


【ななちゃん。実は、わたしも、本氣でそう思ってるんです】


同世代で、同じような"想い"を持ってる子に
初めて出会って、衝撃だった。

そして、
すごく嬉しかったのを、今でも覚えてる。




「なおちゃん。わたし、不思議な夢をみたんだ」

なおちゃんの家に遊びに來ている。

今日も、なおちゃんは、
わたしが何も言っていないのに、
わたしが食べたいと思っていたメニューを作ってくれていて、
わたしは、なおちゃんが食べたいと思っていた
お菓子をお土産に持って來ている。笑

こんなコトは、わたし達の間では、
"よくあるコト"。

『以心伝心』

最近では、これが当たり前になっていて、
そうじゃない方が珍しいくらい。


「どんな夢をみたの??」


なおちゃんに夢の詳細を話して、


「何か、夢なんだけど、リアル過ぎるんだよね」


なおちゃんは、一瞬驚いて、すぐに断言した。

「ななちゃん。その人、本当にいるよ」

「え?!何で、そう思うの?」


「だって、わたしも見たもん。同じような夢」
「ななちゃんと、詳細は違うけど、私、
彼の事は、"声"で分かった」


なおちゃんは、子供の頃からずっと音樂をしているから、耳がいい。


「え?!て事は、もう誰か分かってるの?」

「うん。分かってる。笑」


なおちゃんは、
いつも私の少し先を経験している。

(なおちゃんが「いる」って言うなら、本当にいるのかな。)


こんなに『現実離れ』した不思議な体験は、
今までなかったけど、


(夢が、"現実"になるかも。。)


ふと、そんな予感が走った。

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