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【4コマ】猫二匹と避難所に行った話③

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ちびみは子猫の時親や兄弟とはぐれたので、その時に鳴き続けて喉がつぶれちゃったのかなぁと思っていました。それくらい声が出ないんですが、突然ケージに入れられ(避妊手術ぶり3回目)、ざあざあ雨降る音の響く車内で、ニンゲンたちもいつもと様子が違い、隣で同じようにケージに入れられた大好きなみやちゃんが鳴いている…。相当怖かったのだと思います。普段は出ないボリュームの聞いたことのないちびみの声に胸が痛かったです。でもちょっとニンゲンたちは和んだ。(ごめんよ)

ニンゲンも猫も、避難すると決めたものの非常に【ストレス】がかかっているな!と車の中で感じました。真っ暗な道でざあざあ降る雨、だれもいない道路、初めて行く避難所、迫りくる氾濫の恐怖…ドライバーのあげだまくんはとてつもなく怖かったようです。災害時に判断能力が低下して「自分たちは災害に巻き込まれない」という謎の無敵心理状態になってしまうことがあるそうですが、反対に「安全地帯にいるのに落ち着かないパニック状態」が続くこともメンタル的に大きな負担だと思います。私たちはなるべく「こわい」「不安」「どうしよう」など思ったことは全部口から出しました。そして相手の言葉には【ポジティブ】に返すように心がけました。逆に、楽観的過ぎる言葉にはなるべく現実感のある情報で返すようにしました。自分一人だとポジティブやネガティブどちらかに極端に偏ってしまうので、これはすごく気持ち的に効果があった気がします。

そしてすみません前回ウソつきました…。避難所まだ着きませんでした…。
雨も風もまだあまり強くなく、道路の冠水もない様子だったので車での避難でした。あとで調べたら車で避難所へ行くのは非推奨とされていました。もちろん、高齢者の方やお身体の不自由な方を優先すべきだと思いますが、猫二匹連れて避難だと徒歩は難しいだろうなと思います。今回は避難所を利用している方がそこまで多くなかった為、駐車スペースに困る事はありませんでしたが大規模な災害の際はどのような避難方法をとるべきか考え直さなくてはいけませんね。猫たちや自分たちへの負担のみでなく、優先されるべき方々の負担をなるべく減らそうという考えを忘れないようにしないとペット同伴避難を一般的に!と声高に主張することはできないな~、改めて難しい問題だな~と思いました。

つづきます。


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