はじめまして

「みもって本当に自分好きだよね。」

私はこの言葉を言われて嬉しかった。
普通ならナルシストみたいで嫌と思うのかもしれない。
もしくは自信過剰、とか。
でも今の私はそうではないから、純粋に嬉しいのだ。

本当は嫌いだった自分

私は私の事が好きではあったけど、嫌いなところには蓋をして向き合おうとしなかった。
無理やり嫌いな自分を押さえつけて、好きな部分しか見ないようにして。
決して可愛くはない顔も、
「だけどこの瞳の色はとても綺麗だから好き。」
と好きなところだけを見ていた。

でも本当は、好きなところ以上に嫌いなところが溢れていて・・・。

私は「自分は自分。こんな私が好きだ。」と思い込むことで
自分を好きでいたつもりだった。
だからことあるごとに自分の嫌な面を見ては自己嫌悪に陥ったり、
時には人に攻撃的な態度になってしまうこともあった。

私は自分をネガティブだとも思っていた。
私の事を明るいと言う人は、私の外面しか見ていない。
深く付き合うようになると、ネガティブがにじみ出ていたと思う。
嫉妬や意地汚い感情も沢山持っていて。
それに気付いた人は数少ない。
でもそんな私に気付いてくれた人と出会った。
そして正面から私の事を「自分をちゃんと見ていない」と言ってくれた。

みもの事が嫌い。

自分を見る事が出来ていないからそうやって自己嫌悪する。
前に進めない。
いつまで経ってもうじうじ。過去しか見ない。成長しない。
・・・・・・・
何年も、何度も、散々言われた。
多分彼は気付いていた。
私の「自分が好き」は本質的な意味では違う事。
ナルシシズム的であった事。
彼の言っている事を少しでも理解したくて、身につけたくて、
私は本当に自分を好きになる努力をした。

好きになる、というよりも、受け入れる。

だから今、その彼から
「本当に自分好きだよね」
と言われるようになって嬉しく思っている私がいる。
もしかしたら彼は何も思っていないかもしれない。
でも受け取る私の気分が変わった。
前までより、前向きにその言葉を受け取る事が出来るようになった。
ただのナルシストだった頃は「ナルシストみたいに思われていて嫌だ」とどこかで感じていて、それが図星だから嫌な気持ちが芽生えていたけれど、今は穏やかに受け止められる。
それは自分自身が「私」という存在を嫌な面まで客観的に受け入れる事が出来たからだと思う。

自分を好きになれない人も、好きと思い込んでいて実は辛い人も、もっと心が軽くなってほしいと思う。
そうなるために、少しでもお手伝いを出来たらな、と
これから私がやってきた事を少しずつ書いていこうと思う。

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