サクラ チルル 〜 詩綴り10 〜

ちるちる ちるる
あなたの髪へ

ちるちる ちるる
あなたの肩へ

ちるちる ちるる
あなたの頬へ

ちるちる ちるる
あなたの耳へ 

はらり はらはら
かほりを連れて
ふわり ふわふわ
囁きかける

ほろり ほろほろ
想ひ溢れて
ぽろり ぽろぽろ
涙にかわる

ちるちる ちるる
幾度の春を

ちるちる ちるる
幾度の夏を

ちるちる ちるる
幾度の秋を

ちるちる ちるる
幾度の冬を

くるくる めぐる
出逢いと別れ
ふるふる つもる
叶わぬ想ひ

ちるちる ちるる
ちるちる ちるる

さらさら さらら
さよなら さらら

2017年 4月14日 書き下ろし

歌うたいの 詩綴り

このnoteは
これまでにあたし ちびまゆが書いてきた歌詩や詩たちを
文字にして綴って行こうというモノです。

今回は これまでの様に過去作品からではなく
書き下ろし作品のご紹介です。

いつかの春の日に
ちるちる ちるる
と このワンフレーズだけがふわっと降りてきて。
何度も形にしようと試みながらも
言葉を紡ぐのが 実は苦手なあたしなので
結局 毎年そのまま眠らせてしまっていたのですが。

やっと…。
今日 やっと
一つの詩として生まれてくれました。
やっと
美しく散らせてあげられました。

ありがと ちるる。

曲にしたものがこちら。是非聞いてほしいです。

コラボもして頂きました！！感激！

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