親に感謝はしても尊敬するな

親に感謝はしても尊敬するな
という格言的な言葉を思いつきました。
ご機嫌麗しゅう、ちびままです。

成人の日には、二十歳を祝う会として各地で式典が執り行われたそうです。
その際のVTRで、『両親のようになりたいです』『父・母を尊敬しています』という声がたくさん流れました。恐らくその声を抜粋しているのでしょうが、身の回りでも両親を尊敬している声は度々耳にします。
とても幸せなことだと思います。
だって、産まれてから共に生活をしてきた相手を尊敬できるのだから。

ただ、本当の意味での尊敬をしているのか、すべきなのか、と何故か疑問に思う自分もいます。
成育環境には、母親のみや父親のみと暮らしていた、祖母と暮らしていた、児童養護施設で育った等、様々あるかと思いますが、物心がつく頃からずっと一緒に過ごしていた、暮らしていた相手を尊敬するのは果たして良いことなのか。
一つの例として、父親母親という両親に育てられた、暮らしていた場合、両親の考えや行動を間近で見聞きし、影響を受けてきたと思います。また、自分の考えや行動が確立するまでは、両親が正解であり普通であったと思います。両親はある種、子を洗脳できる存在だと思います。
その中で、自分の考えを持ち、自立した時、両親を客観視できるようになると思います。そして尊敬の念が生まれるのだと思いますが、その客観視自体がほぼ先入観に埋め尽くされているように感じます。
だって、もともと両親が正解であり普通だったのだから。
なので、両親を尊敬するのではなく、自立した時は感謝程度にとどめ、一個人として向き合っていく、両親を正解や普通と捉えないことが大事なのかなと思います。

そういった思いから、感謝はしても尊敬するなという言葉に繋がりました。
誰しも男女(両親)の勝手で産まれた存在。そこから命を守り続けてくれた感謝は持ちつつも、自分の人生を歩んでいきたいものです。

ありがとうございました。
ちびままです!

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