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いつだって傍には猫②
保護猫って?
あちこちの里親募集のページを見ていたものの
今一つピンとくるものを感じらぬまま、月日は過ぎて
モカの四十九日が過ぎた頃、
私の気持ちも少し落ち着きを取り戻していました。
ですが相変わらず、猫を求める日々。
夜な夜なネット徘徊する私を見て、ダンナに
「どうしても3匹じゃなきゃいけないの?
2匹じゃだめなの?」と問われるも
それでもやはり「猫が足りない」気持ちは揺るがない。
そんな中、とある里親募集のページに目が止まり、気になって仕方ない。
それまでも、モカに似た子はいたし、気にはなったけど
そこから行動するまでには至らなかったのに。
それは保護団体でなく、個人で保護活動されている方のページ。
なんでも、そこはいわゆる「ゴミ屋敷」
そこに多頭飼育崩壊したらしい猫達が取り残されていて
ゴミ屋敷が競売にかけられる際に、あちこちと交渉して
やっと救出できた子達と説明が。
![](https://assets.st-note.com/img/1664768506900-ZJI1dTHtgV.png)
近親交配で、よく似た子達の写真や、保護に至る経緯も記されていました。
恐らく十分な餌もなく、皆痩せており
ゴミの中には子猫の亡骸もあったというから、生きていくには過酷な環境だったのは、一目瞭然。
ただ、それでも可愛がられていた時期もあったのか
中には人馴れしている子もいたり
攻撃的な子はいないとも書かれていました。
そんな子達の中に、どうしても気になる子が一匹。
比較的、人馴れしている子達が多い中で
その子だけは恐怖からなのか? 不安からなのか?
保護主さんが保護以来、ほぼ動く姿を見た事がないという
「筋金入りの不動のオス猫」
毛柄がモカに似ているのもあったけど
「モカもとびきり怖がりだったしなぁ。
こういう子が心開いてくれたら、どんなに幸せだろう」
と、かなりハードルの高い夢を持ってしまった私。
今一つ、乗り気でなかったダンナを説き伏せ
モカが亡くなって以来初めて、
大きな一歩を踏み出す気になった私は
保護主さんとコンタクトを取ったのでした。