いつだって傍には猫①
猫が足りない症候群
今から7年ほど前、当時5歳だった
♂猫モカが、突然の病になり
それが脳腫瘍と判明したものの、
私にはその現実を受け入れる事が
なかなかできず
あれよあれよという間に、モカは虹の橋へ
旅立ってしまったのです。
我が家には先輩の「ちび♀」と
後輩の「むぎ♂」のモカ以外に2匹の猫がいたけれど
突然、歳若くしてモカが亡くなり、私は世間で言うアレです
完全に「ペットロス」というやつになってしまったのです。
涙しながらモカに似た猫の姿を求め、
ペットの里親募集のページを探し、
ネットを徘徊するという日々。
今思えば、そこにモカがいるハズもなく。
「いやいや、生まれ変わるには早すぎるでしょ」と、
過去の私にツッコミ入れたい所だが、
当時の私はモカを失って大きく開いた心の穴を、埋めたくて埋めたくて
「あぁ、私にはモカが足りない。いや、猫が足りない」
と、その一心でパソコン画面に見入っていたのです。
「私の運命の猫は、どこにいるの?」と、
ついついモカの毛色、柄に似た子を探してしまうのは、仕方のない事だったかも。
こうして里親募集のページを彷徨う日々が続くのです