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「おしえてもらった」と思えるココロ

5歳の長男が、夜になってもおもちゃを片付けない
寝る時間も迫っていたためそのままにして家族みんなで寝室へ

毛布を被りながら私は長男にできるだけ穏やかにいった
「おもちゃそのままだから、明日の朝、おもちゃ片付けてね」と。
強い口調にならないように気をつけたが
「今日は片付けなくてもいいと譲ったのだから、明日の朝は必ず片付けなさいよ!」というちょっとした苛立ちは隠せていなかったように思う。

そんな私の苛立ちをよそに
長男は「とっと(お父さん)もおしえてくれたよー」と返す

『いわれた』ではなく
『おしえてくれた』

大人になるにつれて
どんな助言も『言われた』『指摘された』と否定的に捉えてしまうことが多い

『成長してほしい』
『もっと良くなるはず』
そんな期待を込めて相手に伝える時でさえ
肯定的に受け取ってもらえないことも多い
私自身も”私への助言”だと頭で理解していても
感情では肯定的に捉えられないこともある

とっとに言われたことを「おしえてくれた」と表現した長男
少なくとも私の言葉には若干の棘があったにも関わらず
「とっと”も”」と表現してくれた長男
私の言葉も”指摘”ではなく
”助言”と受け取ってくれた
そのまっすぐなココロに触れ
私のココロも一瞬にして苛立ちの霧が晴れ
日差しが差し込んだような温かさに包まれた

人に伝えてもらえたことを
素直に受け止める大切さを教えてくれた長男に感謝

40も過ぎたが、子どもに教えてもらうことがたくさんだ
親としてはまだ5年目
これからもたくさん子どもに教えてもらいながら一緒に成長していこう!

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