花を選ぶ
町中の花屋さんの色合いが変わってきました。
家にちょっとでも花があると、生活に彩りを添えてくれます。涼しくなってきたから、花の持ちが良くなるので嬉しい。どれにしようかと花を選ぶのがとても楽しいです。選んでいる時、自分の気分を知ることができます。今回は黄色を選びました。元気が出る色がいいな、と思ったので、ちょっと疲れているよう。そして茶色のワレモコウ。緑と混ざって良い感じです。
母の田舎が長野県の佐久市にあり、小さい頃から車で遊びに行っていました。関越自動車道がまだ長野まで通っていなかったので、中央道と下道を通っていたそうです。清里に寄って、カレーとソフトクリームを食べるのが楽しみでした。
今ではそんなことなかなか出来ないでしょうが、40年近く前、清里の森に寄り道して花を摘むのが両親の楽しみでした。妹と私も付いて行ったり、車の中で待っていたり。結構長い時間、両親は楽しんでいたような気がします。親戚が一緒の時も寄り道をするので、よくいなくなったと言われました。迷惑かけました(汗)
森に入って摘んだアザミやワレモコウが、家に飾られていました。花瓶の中でドライフラワーに変身しながらも長いこと。ワレモコウを見るとそんなことを思い出し、秋になるとついつい飾ってしまいます。
花にまつわる思い出はイロイロあります。玄関のくちなしが大きくなって垂れ下がり、トンネルのように屈んで通っていたこと、キンモクセイの香りがすると、落ちていた花をティッシュペーパーに包んで持って帰ったこと、などなど。季節季節によって、花から思い出が蘇ります。ちょっと苦い時もあれば、懐かしさで温かくなることも。
次の花は何色で、どんな色を私は選ぶのでしょうか。楽しみです。