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ドラム歴27年目にしてイヤモニ導入したドラマーの話〜ライブ体験後〜

noteをご覧の皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

THE BOOGIE JACK/メランコリックサーカスのドラム担当、青山真一でございます。

書きたい時に書きたいことを書けるだけ書く、が目標のnote執筆ですが、なんと早くも第2回目でございます。

数年後になるかと思いきや予想よりも遥かに短いスパンでの更新に、何を隠そう筆者が1番驚いております。

さて、今回はと言いますと、タイトルの通り初めてのイヤモニ導入後、さらに何本かライブを重ねましたので、現段階でのイヤモニについての自分的な捉え方と、利点と、懸念点、そして改善点などをここに記しておこうかと思います。

※あくまで個人的な感想です。異論は認めます笑

大いにアリ

イヤモニ導入後、6月下旬から7月中旬までの間で東京、名古屋、富山、名古屋、豊橋と、5本ほどライブをさせていただきました。

その間、対バンのドラマーや、前回の投稿でも登場したOATのドラム、テラにも色々と話を聞いたり、非常に短い期間でしたがとても良い経験が出来ました。

まず、イヤモニ導入は大アリでした。

今回、どのライブハウスも大きさで言えば小規模〜中規模のキャパシティで、ステージもそこまで大きくはなかったのですが、実はどのライブハウスも初めての出演ではなかった事もあり、イヤモニ導入前と導入後のモニターの違いを比較的ハッキリと肌で感じることが出来たと思います。

何度かオフィシャルでも発言しているかと思いますが、僕の個人的な信念というか、信条というか、ロックバンドのドラマーにとって1番大切なものはコレだな、っていうことがひとつあって、それは

ライブでドラマーに求められるベストなテンションは"冷静と情熱の間"である

という考え方です。

言葉にすると短いですが、いざ体現しようとするとこれはすごく難しい。

むしろこれまでの僕は、というか今もなんですが、"情熱の向こう側"へ行ってしまうことの方が遥かに多かったんです笑

それが、正にイヤモニ導入後、僕が掲げるこの"理想の境地"へと、一歩近づくことが出来たような気がしているんです。

イヤモニ導入の利点

まず、大きな利点としては、前回の投稿でも書きましたが"モニター環境の改善"です。

ミキサーのスペックにもよりますが、イヤモニであれば基本どのライブハウスであっても、ほぼ変わらないモニター環境を自分で作れます。

今の僕のアナログ5chミキサーは手元で自分のドラムの音や、ギターや、ベースやボーカルの返しのバランスを単体で変えることは難しいですが、PAさんに依頼したバランスがちゃんと耳元に反映されるから、良くも悪くもとても"正直な"モニター環境になります。

また、もうひとつの大きな利点として、"心のチューニングが出来る"ことが挙げられます(出典:OATテラ)。

これはほんと言葉の通りで、集中力がすげーーーー上がる!!!

僕はステージに上がる少し前からイヤホンを装着しているのですが、どれだけ楽屋でメンバーやスタッフ、対バンのみんなと雑談してゲラゲラ笑ってても、イヤホンを付けたその瞬間から気持ちがバン!とライブモードに切り替わるんです。これ、マジで効果絶大です。

何故かというと、

周りの音が全然聞こえなくなるから笑

僕の使ってるイヤホンはSHUREのSE215なんですが、イヤーピースは市販のものですし、耳型も取ったりしてなくて、いわゆるノーマルのままなんですが、それでも遮音性が凄い。本当に自分の声しか聞こえなくなるので、ライブに向けて集中するモチベーションに持っていきやすいんです。

とても良い緊張感を持ったままステージに上がることが出来るので、僕的にはすごく利点だな、と考えています。

もちろん懸念点もある

ただ、もちろん良いことばかりではありません。

まず、イヤモニ導入に伴い、ドラムのトータルセッティングにどうしても時間がかかってしまいます。

僕の場合、また改めて詳しく書こうと思っていますが、セッティングがかなり独特です。

ワンマンライブならともかく、対バン有りのイベントになると転換時間が限られているので、めちゃくちゃ焦ります。本当はシンバルを自分のモノに変えたりしたい時でも、時間の都合上イヤモニのセッティングを優先し、他は諦めざるを得ない時もあります。

また、外音がほぼ聞こえず、閉塞感があることも懸念点のひとつだな、と感じています。

先述した"冷静と情熱の間"を狙う場合、どちらかに偏りすぎてはいけません。

冷静に傾きすぎればライブのポテンシャルやテンションそのものを失い、情熱に傾きすぎれば安定感やテンポキープなどのドラマーにとって大切なスキルが低下してしまいます。

閉塞感は、良い意味ではドラミングの安定感にも繋がりますが、同時にテンションの低下にも大いに影響してしまいます。

更に、気をつけなければいけないのが音量の上げすぎですね。

どれだけモニター環境を整えられたとしても、返す音量が大きすぎると結局耳への負担が増えてしまい、本末転倒になってしまいます。

これからの僕のイヤモニ

しばらくは、この状態でライブに慣れていくことを最重要課題と捉え、場数をこなすことでもっと自信に繋がれば良いかな、と考えています。ドラゴンボールで例えるなら、スーパーサイヤ人のまま、日常生活を送る感じです。

次のステップとしては、機材のさらなるパワーアップですね。

やはりより良いモニター環境を求めていくと、イヤホンやミキサーのパワーアップは避けて通れません。また、外音を取り入れるアンビマイクを立てて、それを耳元に返すことで会場の臨場感をプラスする、といったこともやってみたいなと思ってます。

ここはもちろんお財布事情もありますが笑、可能な限り、目標は高く持ちたいものですから。

常に変化し、進化し、吸収して、自身の成長に繋げたいと思っております。

せっかく27年も続いているドラマー人生ですから、これからもさらに高みを目指し、おもしろおかしく人生を楽しんじゃいますよー!

さて、今回はこの辺で。

また次回の更新はいつになるか分かりませんが、楽しみにしてくださる方がもしいらっしゃいましたら、ぜひお楽しみに😊

最後までお読みいただき、有難うございました。








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