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詩 『 繋ぐ手 』

          (約200字)


目を瞑る 

息を吐く 

音を聞く

困っていないか

悔やんでいないか

間違えたのではないか

たとえ これが真実でも

たとえ あれが嘘でも

たとえ 受け入れずとも

音はないから 分からない

私はあなたじゃない

ただの あかの他人

差し伸べられるのは

合図がなければ 分かりようもない

私は 全知全能じゃない

私だって ただの歯車なんだから

ただ書いていただけ

ただ書く手助けだけ

ただ力になるには

音がなければ

不可能

無いものを有るようには見せられない

存在しか真実にはならない






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