【 ひとを思うこと 】
(約400字)
いつも心配しているんだよ
何を食べてるか、嫌なことはないか
ご飯を食べながら、お母さんと話してる
連絡をよこさないからなぁ
帰省したときに、
朝ご飯を食べていたときの会話
お母さんは、かぼちゃの煮物と筍の和え物を作ってくれた
私は照り焼きチキンとほうれん草の味噌汁、目玉焼き、サラダを用意した
そんな食事が、私たち家族には「非日常」
学生の頃から家を離れて暮らしたことから、
会う日には喧嘩などしないように過ごすのが当たり前です
いつも一緒にいないから、余計に心配させたくない気持ちが強くなります
仕事を辞めても、親には黙っていたり
揉め事が起きても言わないでいる
弟の子ども達は成長して、
だんだん遠い存在になっていく
私の左腕が動かなくなった日に、
甥っ子と姪っ子は手紙をくれた
優しい気持ちは、家族が伝えて
形になっていく
だから、もらった言葉は決して
心の中から消えることは無くて、
誰かにとっての優しさに変えたいのです