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あざなえる幸と


(約800字)


 昨日は一歩も外に出られなかった

 医療機器の会社に、返却しなければならないモノがあった



 家族のことをつれづれに書いてみようと思う


 長女のわたし、長男のおとうと、その次は
田舎の古い家・・・両親、おじいちゃん、おばあちゃんは(言わないけれども)もう一人、

 家は、男の子を 望んだ



 妹は 父と母の3番めの子ども


 妹は そんな空気を知ってか知らずか、幼いころは男の子のように振る舞っているように見えた

 それは、私の勘違いで

 活発な気性なだけ、動きやすい格好をこのんだ

 見た目は私より格段に可愛らしく、誰にも臆することのない性格で、親類縁者や近隣からも褒めてもらえた

 私はと言えば
人見知りと天の邪鬼のひねた性格で、なかなか他人に心を開けず、家族以外の人と親しく話せない

 だから下のきょうだいは、小さな頃から私を守ってくれた

 いまだに それは変わらない


 妹は私の体調が悪いのを察して、返却する医療機器を宅配会社まで持って行ってくれた

 「外は寒いだろうし、お尻から根が張っちゃって、出掛けるきっかけが欲しいから」
 と、自分の用事のためだからと私の負担を軽くしていた


 かけ違えたボタンを 直すみたいに

 縮こまる 頑なな 心をほぐす

 私が料理を作れた日には おすそ分けをし、

 妹はご飯を炊いたから とシェアしてくれる


 田舎に住む親が不自由だからと 
牛乳などの重い買い物を 率先してやる

 大工仕事 や 畑仕事 は、
おとうとや私より、詳しい


 ときどき、私は誰の役に立っているのか

分からなくなる


 いろんな人に心配をかけながら暮らしている

 親に褒めてもらえたのは「書きもの」ぐらい


 「考えるな」と言われる


 親は「ひとの心配をしすぎる」と


 いや、それはね

 多分 
あなたたちから譲り受けた遺伝・・・




幸も 不幸も 
  よりあわすようにやってきて、

    みんな 賢くなる

ちび蔵の言葉




久しぶりのマック



 ※毎日が日曜日で、真夜中に起きてしまうことがあります。睡眠が途切れ途切れで。
 夜更かしは身体の毒です(≧∀≦)





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