安倍総理が辞任

安倍内閣時代は、とにかく株価が高かった。数字にして2倍である。

誰もが「これでいいのか?」と不思議に感じつつも、数字はそのまま現金に変わるので、経済界は莫大な恩恵を受けていただろう。

実体経済と株価は違うとよく言われるが、株価は国家がその気になれば操作できるのだと思い知らされた。でもツケは必ずいつか返さなくてはならないのだろう。

今の日本の(日本だけでなく世界の)圧倒的な力を持つ価値観や原動力は、とにかく金である。悲しくも金で判断される。

いろんな問題があってもこれだけ長く続いたのは「金持ち達が得をする」政権だったからだ。人間性とか政治信条とか、そんなものよりも、お金で支持されていた。庶民はそこに気づかず、細かい不正行為やよく分からないイデオロギーの表面性に不満ばかり募らせ、怖がり、安倍を悪魔のように憎んでいた。憎むべきは安倍じゃなく、金だ。金持ち達だ。

金持ちとは個人ではなく組織だ。利潤を追求する組織には個人にあるような心なんてものは無い。組織は恐ろしい。組織の操り人形である政治家が、血族の意思やイデオロギーなどに執着するのは、彼らなりの心の抵抗なのではないだろうか。

と私は思う。


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