セカンドアルバムが出ないわけ
出すぞ出すぞと言いいつつ出ないのがこのセカンドアルバムだ。
自慢じゃないが今までの音楽生活の中で数々のCDを出してきたが全てファーストだった。
セカンドを出せたことはまだ一度たりとも無い。
プロジェクトが続かないのである。
なぜ、こんなにも続かないのか。
それは売れないからである。
もう身もフタもないが今年の目標は「生き様を見せる」なので全てさらけ出そう!
もう一度言う、一枚目の予算が回収出来ないから二枚目が出せないのだ!
気合いで100万貯めて100万かけて作って、100万回収してトントンでは意味が無いのだ。
100万かけて作ったものが200万になって初めて100万プラスで二枚目の予算が出来る。
そこまで持って行けないのだ!これがほとんどの自主制作CDの現状だと思う。
まず、もし趣味で音楽やってたとして、妻子ある30代の男が趣味に100万つっこめる、という状況はなかなか来ない。
バカ言ってンじゃねーよの世界である。
では、それが仕事なら?しかるべきビジョンを持って投資するなら誰も文句は言えない。
ところがどっこい、ここが落とし穴。仕事ならばそこから生まれるお金で生活を回す、家族を食わす、という必要が出てくる。
趣味ならば出てこない、なのでトントンでもOK。逆に音楽で食ってない人の方が採算度外視でどんどん作品出せたりする。
でも仕事ならば、貯金100万を突っ込んでCD作ったら、その元手100万を回収しながら生活費にも100万消えていく。つまり貯金が出来ない!
プロなら100万突っ込んだら300万儲けない限りは、次のプロジェクトの100万が生み出せないってこと(かなり大雑把に言ってます)。
ではどうするか、音楽を趣味として生活費のサイクルから切り離すか、
プロとしてきっちり売れるものを作るか、の二択しかない(だいぶざっくりまとめてます)。
アーティストは自分の作品が表現や芸術の範疇であるだけに、「売る」「売れる」という目的を持って創作活動に向かうことを躊躇する。
俺もこれまでだいぶ中途半端だったと思う。
でも自分のやりたいこと、表現したいこと、がセカンドアルバムを出せないような小さなマーケットの中でしか成立しないなら、それでは食えないから音楽辞めるか趣味でやれよって話である。
音楽で食う為には売るしかないし、売れるものつくるしかない(化石のような話をしています)。
でも素材は自分自身しかない。
どうしたら自分というものに今以上の「価値」や「需要」を作れるのか。
それには作品という結果だけを見せても駄目だ。ストーリーを伝える必要がある。
今作っているセカンドアルバムを本気で世に出す為には、俺自身の状況を劇的に変える以外に道は無いな、
ということを自覚したのが昨年末。
今日はここまで!次回に続く