人生の優先順位ベストテン
今から三年前、2014年、34歳の頃に人生の優先順位を見直した。
正確には既に事実上そうなっていたものをあらためて言葉にすることで可視化し、自覚し直した。
「絶対に捨てないもの」をひとつだけ決める。それが根っこで、それ以外は全て枝葉のようなもの。優先順位を決める事で判断が素早く確実になる。
ということで発表!ジャカジャ〜ン!俺の人生の優先順位ベストテン〜!!
まず第一位は「家族」
当然だ。若い頃は「音楽(仕事)」が人生の一位だったが、結婚して子どもが出来たから自然とそうなった。ここはあえて「かみさん」と「こども」を分けない。自分も含めた「家族の幸せ」だ。誰か一人でも不幸なら、その人を差し置いての幸せはあり得ない。自分の夢(仕事)の為にかみさんや子どもを犠牲にするのももってのほかだ。
第二位が「音楽をつくる事(やれること)」
ここがミソ。「音楽」を「つくる事」と「聞いてもらえる事」に分割した。若い頃はそれは不可分だったが、今は最悪聞いてもらえなくても、作れてさえいれば幸せ、と設定した。年を重ねていくにつれ、家庭の事情や病気、災害や戦争など「音楽をつくる事さえ叶わない」状況が容易に訪れるということを身を以て知ったから。
第三位は必然的に「健康」となる。自分が元気でなければ家族も幸せに出来ないし、音楽も作れない。逆に、体を壊してまで音楽を作るべきではない。
第四位は「音楽を聞いてもらえる事」
その為には努力は惜しまないが、聞いてもらえない状況が来たとしても、作る事は続けたい。
第五位は「欲しいものが買える事」
趣味・娯楽と言い換えても良い。自分の場合はCD集めやDIYとか。
第六位は「衣・食・住」
この三つは分けない。つまり生活の質よりも趣味にかけるお金を優先させたいということ。
第七位は「沖縄のため」
若い頃は「沖縄のためなら死んでも構わない」と本気で思っていたが、今は優先順位を少し下げた。沖縄のために頑張りすぎて家族を犠牲にするのは良くないし、自分が潰れるのも良くない。どうせ命を投げ出すなら家族のために生きたいし死にたいと思う。
第八位は「国際貢献」
自分の場合で言えば中国・台湾・韓国をはじめアジアとの交流という部分。沖縄よりも順位が下なのは、沖縄のことをほったらかしにして外に出ても「通用しない」ということを実感したから。
第九位は「読谷のため」
これは地元、ふるさとへの恩返しみたいなもの。これが「国際貢献」よりも下なのは、海外で自分が活躍する事が、ひいてはふるさとへの恩返しになるから。
第十位は「親・墓・仏壇」
いわゆる「実家の呪縛」というやつ。ここは賛否が分かれるところだと思うが、親元を離れて独立した以上は今の自分の家族こそが守るべきものであり、親の人生よりも自分の家族の人生を優先したい。冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、もし自分が親の立場だったら「子の幸せ」を第一に考えるはずだから。
ちなみに、ランク外に捨てたものもある。
「地位・名誉」
まぁ、これは元々くそ食らえ。
「国のため」
自分がレペゼンしてるのは沖縄であって、日本ではない。だから沖縄と日本で利害が分かれた時には常に沖縄のために行動を選択するし、お国のためなら自分の夢や家族や命が犠牲になっても良いとは絶対に思わない。
迷った時にはこのランキングに立ち返る。費やすお金と時間のランキングとも言えるし、災害時に助ける優先順位としてイメージしても良いかもしれない。ここを曖昧にしているといざという時に「救助」が遅れるので。余裕が無ければ下から切り捨てていかざるを得ない。もちろんランキングは随時変わっていくのが人生だが。
次回に続く