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「酪農家になろう」と決めました

はじめまして。株式会社千葉牧場・代表の川上鉄太郎です。

といっても、この会社はできたてほやほや。私自身は、ほかにクリエイティブカンパニー・chicabiの代表や、ピーナッツバターメーカー、ヘアケアブランド、海外支援NPOなど7つの法人経営に関わっています。専門はビジネスコンサルティングです。

そして、10月24日に発表したとおり、2020年開業を目指し、千葉県千葉市に新たな牧場+観光拠点をつくり、運営していく挑戦をはじめました。

△千葉市の熊谷市長にもご紹介いただきました(一番右が川上です)

Q. なぜ、観光牧場経営を?

chicabiでは、これまで企業や自治体を対象に、課題に向き合うデザインコンサルティングサービスを提供してきました。

近年は特に、千葉・房総エリアとのご縁が深く、さまざまな場所を巡り、人と出会ううちに「もっと千葉と深く関わり、盛り上げに貢献したい」という想いを強くしてきました。

また、全国を見渡しても、環境への影響を配慮したビジネスのあり方、第一次産業の活性化、新しい観光モデルづくりなど、取り組むべき課題が山積しています。

そんな折、出会ったのが今回の「千葉市乳牛育成牧場」(牛を酪農家から預かり、搾乳可能な年齢まで生育する「預託事業」を行う牧場)です。

A. 日本の酪農家がどんどん減っているから…!

興味を持って調べてみると、日本の酪農を巡る様々な課題が見えてきました。

たとえば、日本では、担い手の高齢化やコスト増を背景に、酪農家戸数は1960年代をピークに大幅減少。国内の生乳生産量も減っています。今年の春には、明治・森永・雪印の3大メーカーが牛乳を値上げしました。

そんな苦境にある酪農業界において「育成牧場(預託牧場)」は、重要な存在です。

しかし、預託事業単体ではビジネスが成り立ちにくく、廃業する牧場も多い。今、全国では育成牧場のキャパオーバーが問題になっています。千葉市育成牧場も経営難という課題を抱えていました。

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新たなビジネスモデルをつくりたい


「新たなビジネスモデルをつくって、なんとか預託事業を続けられないだろうか。酪農を支えるため、千葉市から育成牧場を引き継げないだろうか。そのヒントはきっと、私達が培ってきた経営やデザインのノウハウにあるはず…!」

気づけば、まったくの素人である私が「酪農家になろう」と決心していました。

この試みがいつか地域の活性化や、酪農界に貢献できれば幸いです。そして、みずから主体者として施設を設立・運営し、様々な専門家とともに新たな事業に取り組むことで、本当にサスティナブルなビジネスのあり方も実験していきたいと考えています。

あと、やっぱり、新鮮でおいしい牛乳が毎日飲みたいなと思います

どうか暖かく見守っていただければ幸いです。事業に興味があるという方は、ぜひごご一緒しましょう! (連絡はこちらまで!)

よろしくお願いいたします。

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(執筆:川上鉄太郎 / 千葉牧場代表)