カプの話をさせてくれ! 七草はづきと桑山千雪編

0、まえがき


 こんにちは。らーくと言います。最近千葉マスに入った新参です。
 先に述べておくと、自分はカプのオタクです。普段はヘテロコンテンツ(ギャルゲ系、まあつまりアイマス)にある女女を摂取して生きています。かつては東方projectなども通ってきました。ほんとに女女の話しかできません。
 もちろん、男女カプにだって好きなものはありますし、そもそもカプでなくともキャラクターたちのことは単体で好きです。め~~~っちゃかわいい☆ と思いながら日々を生きています。
 でもやっぱりカプのオタクだしみんなにこのデカすぎの女女を知ってほしいので、ここではカプの話を書かせてください。なお、便宜上カプと呼んでいますが別に恋仲でなくても構わないなとは思っています。関係性のオタク。
 なお、言うまでもありませんがこの記事は個人の感想です。


1、七草はづき


 今回話すのはタイトル通り、アイドルマスターシャイニーカラーズに出てくる事務員の七草はづきと、アイドルの桑山千雪についてです。全然シンデレラガールズの女女とか大好きなんですけどいちばんでっけえカプは彼女たちなので彼女たちから書くことにしました。デレの女女は割と8割くらいオタクの妄言なんですが、はづちゆは公式9割のため……。
まずはそれぞれのプロフィールを見ていきます。実は七草はづきのプロフィールはシャニソンのリリースとともに公開されており、2024年10月24日、つまりシャニマス6.5thではenza版でも七草はづきのサポートSSRおよびホームユニット立ち絵が実装されました。これって千川ちひろが歌って踊るくらいでっけえ話です(まあもう歌って踊ってるんですが)。

 七草はづき、2月3日生まれ。22歳。

 にじゅうに?!?!?!?!?!?
 もうこの時点で終わりな気がしています。22歳。22歳って全然大学生ですよ。俺たちがのんべんだらりと大学生活を送っている中、七草はづきは父が死んで母も入院しまだ未成年の妹がいる家庭を支えるため必死に仕事をして生きているわけです。マジでなに? 
 正直七草周りに関しては言いたいことが多すぎるのですが、まず母親の詳細を出してください。七草父に関してはおそらくはづき14,5でにちかが小学校低学年くらいで亡くなったとおもわれるのですが、もし同時期に母親が倒れたとするとマジで終わりの家庭になってしまう。親戚とかなにしてるんだ?(シャニマス初期の七草には大家族設定があったのですがいまは影も形も……)(一応にちかのコミュで叔父や祖父母がいることは示唆されていますが……?)
 ぜんぜん七草が高校通ってない可能性が生えてきたところで他の部分も見ていきます。

趣味:快眠グッズ集め(特にアイマスクとネックピロー)、仕事
特技:短時間睡眠、節約料理、ペン字、接客、電卓入力、交通整理、その他アルバイトで得たスキル

 おわりで~~~~~~~~~す! 閉廷。世の中は七草を苦しめるようにできているのですか?
 趣味が仕事、まあいいでしょう。世の中にはそういう人もいるでしょう。なんならシャニPも若干そのフシがあるため、ここは283がワーカーホリックのたまり場であるということで納得しましょう。甜花ちゃんの爪の垢を飲んだほうがいい。
 快眠グッズを集めることが趣味の女、の特技が短時間睡眠、普通に闇で嫌です。短時間睡眠(をせざるを得ない生活)を繰り返した結果少しでも睡眠の質をあげようとしたのではないですか? 初めからおかしいと思ってたんだ、事務員が床に落ちているのが当たり前の事務所のこと……。
 特技がいままでのアルバイトで培ってきたスキルであるのもなんとも言えない哀愁があるように思えます。まあ特技欄は確かに難しいところですが……歌とかダンスとかもできるでしょあなた。そうでなくとも真っ先に短時間睡眠が上がるあたり本当に悲しいです。
 シャニマス初期の七草は知らんうちに有給取って知らんうちに中国とかインドとか行ったりみんなの慰安旅行にくっついてきて自由に過ごしていたというのに、いまでは283に雁字搦め。あの頃の七草を返してください。
参考:はづき修行の旅




 一方で見ましたか? 2024/10/23 PM18:00のシャイニーカラーズ公式の投稿を。

 有給でもなんでもなくてただ「忙しすぎる」という理由で表から不在になった彼女のことを見ましたか? 全然裏でばたばたした(だろう)あげく床で寝落ちしたところをカードにされた彼女のこと…………。
 そんなワーカーホリックな彼女ですが、なぜこんなに生き急いでいるのかというと、すべては妹である七草にちかのため、そして故七草父の“呪い”(だと個人的に思っています)のせいです。「そういうことがやりたいみたい」、なんて、あの呪いのせい以外のなにものでもない。
 はづきと父親について、enza版では「明るい部屋」というイベントで、そして現在サンデーうぇぶりで好評連載中の公式漫画「事務的光空記録(通称ジムシャニ)」でより詳細に語られます。ジムシャニをどこまで公式設定と見るかは人によると思いますが、「明るい部屋」の裏話、あるいはかつて“すべてがあったころ”の七草家に関しても触れられているので七草を知るために読む価値はあると思います。(まあアイマスなんて自分の食べたいところだけ摂取して生きるのがもっとも賢い遊び方ですからね)。

 あの日、「おねえちゃんをしてくれてありがとう」と撫でてくれたあのおおきなてのひらこそが、はづきにとっての愛の象徴であり、その先のはづきを縛り付けた呪いそのものであるのです。

 俺は普通に七草父のことも天井努(283プロダクションの社長)のこともジムシャニのことも許していないので七草周りについて死ぬほど文句が出るのですが、流石に話が逸れすぎてしまうため割愛します。いま「いちばん嫌だからどうか当たらないでくれダービー」一番人気は「七草父の名前が“翼”」です。対戦よろしくおねがいします。
 ただジムシャニ、漫画としてはめちゃめちゃうまいな~と思う(のとはづちゆの話するのに外せないところはある)ので一度読んでみるのはありだと思います。サンデーうぇぶりアプリなら初回無料です。

 七草はづきを端的に極端に表すと、傲慢で非合理的で自分を過大評価してて他者を頼れなくてただ猫をかぶっただけの七草にちかなんですよね。同じ“姉妹”でも大崎は見た目以外は割と相違点が多く、それゆえに甜花の姉らしさ/甘奈の妹らしさが際立つのですが、七草は根本のところでどうしようもなく姉妹であって、けれどそれゆえに姉をやり続けるはづきの痛々しさというものは染みるほどによく見えてしまっているんです(けれど彼女はその哀れみも鬱陶しく思うのでしょう)。はづきは本当に献身の人なので、さらにいうとその献身に報いはないので、「にちかのために」と彼女が行動するたび胃がキリキリします。七草姉妹の話までするとマジで……マジで収集がつかないのでやめますが……。七草はづきの人生の主人公がはづきではなくてにちかであることだけ覚えてくだされば結構です。最悪(はづきがにちかの人生を制限する権利などミリもないということも含めて)(七草の気持ちどっちも良くわかるんだよな~~~~~)(やっぱり父母が一気に消えたのがおわりのはじまりすぎる)
 そんなはづきがしあわせを得るためには、まず姉としての七草はづきを引っ剥がしてあげるしかないんですよ。ではいったい誰なら引っ剥がせるのか。

 そう。桑山千雪ですね。

 いやカプ厨の冗談とかではなく、マジで、283で唯一七草はづきを掬い上げることができるのが桑山千雪なんです。七草はづきに必要なのは踏み込みながら寄り添うような、破壊と再生の同居した人間であるからです。桑山千雪はそういう女です。

2、桑山千雪


 こんだけ大暴れしてまだ七草の話しかしていません。ちょっと字数危ういかもしれんと思いつつ桑山千雪の話です。

 桑山千雪、4月18日生まれ。23歳、元雑貨屋。

 理由ワケあってアイドル勢の年齢が若すぎる問題はこれまでのアイドルマスターシリーズにもよく見られる話(21歳元保育士とか22歳元看護士とかいる)ですが、23で一般企業から転職も1年働いてないんじゃないか?
 もちろん千雪がいつから雑貨屋で働いているのか(そもそもいつから上京しているのか)は語られていないため高卒後すぐ上京&就職の可能性は全然あります。可能性って無限大。

S.T.E.P.の一幕。まだまだ新人扱い
S.T.E.P.の一幕。就職済み社会人の将来とは……?

 彼女はいわゆるスカウト組で、街中でシャニPのシャツのボタンを直してあげた所から物語が始まります。
 正直7年目の付き合いでもわからない。どういうこと? 街中で他人のボタンがほつれてたからって声かけたあげくその場で直してあげることある? あるからアイドルをやっています、この女は。
 桑山千雪は見た目から得られるいままでのセオリー(年上おっとり系あらあらうふふお姉さん)をぶち壊す性格をしています。三船美優とかと同じカテゴリに入れると全然痛い目を見ます。見ました。一時期全然桑山千雪に怯えていた頃がある、怖すぎて。
 もちろん、彼女が穏やかな性格であること、お姉さんであること、「あら」とか「うふふ」とかいう事実を否定したりはしません。しませんが、お姉さん属性ひとつで語れない性格であることもまた事実です。
 実際、桑山千雪をカテゴリするのはかなり難しいなと思います。座右の銘が「穏やかに、勇敢に」でマイルールが「チャンスを逃さない」、ユニットの女子高生から「ノリが良い」ところをチャームポイントとして挙げられる女のことを一体どう評すればいいんだ? 生まれ変わったらなりたいものが複数あってちょっと食い意地が張っててめちゃくちゃ欲張りな自覚があって年下のユニット仲間はおろか自分自身にさえ負けたくなくてゲスト出演する番組のいちコーナーで行われる焼き物対決のために陶芸教室通ったり電動ろくろとか買っちまう女のこと……。いつもに『本当の自分』を探して迷って傷ついてそれでも歯を食いしばりながら前に進んでる女のこと………………。
 常々思ってるんですが、普通に生き様がストレイライトなんですよね。いまのシャニマスが初期ユニットを決めていたらストレイに所属していた可能性のある女。
 でも彼女がアルストロメリアであること、アルストロメリアに欠かせないこと、その他アルストロメリアの桑山千雪、については2024/11に発行された会報誌vol.11.5およびアイマスエキスポDay2で頒布予定のvol.12である程度語っているのでそちらもどうぞよろしくおねがいします。
 その他千雪について述べておくべきことがあるとすれば、「大人であろうとすること」、「対人距離の詰め方がえげつない」ことでしょうか。これははづちゆの関係性を語る上で欠かせないことというか、桑山千雪のこの性質のために七草はづきは絆されたのだろうなということがよくわかります。
 「大人であろうとする」ことに関しては、初期千雪のいちばんの悩みでありました。「アルストロメリア流幸福論」、「クエストロメリア」そして「薄桃色にこんがらがって」。個人コミュであればSTEPでもまったく同じように、「大人である」ことが千雪のことを縛り付けます。それは薄桃色や他のコミュ内で一時解けたように思いますが(というか時系列的にはSTEP時点で解決しているはずなのですが……)やはり自身の根本を問う悩みというものは早々に解決されないもので、おそらく千雪はこれからもそれについて悩み続けるのだろうなと思います(もちろん、真実千雪は大人であって、むしろ社会人としての振る舞いは頭一つ抜けているのですが)。
 「対人距離の詰め方がえげつない」ことに関しては感じていただくしかないというか、なんか……コミュ強ってこういうことを言うんだろうなと思いました。自身のチャームポイントとして「場に溶け込むのがうまいこと」をあげる女だ、面構えが違うぜ。

3、七草はづきと桑山千雪(enza)


 個人語り、ヨシッ!(全然ヨシではないが細かく突き詰めていくと本当に終わりの字数になってしまう)
 ということでここからはふたりの関係性について述べていこうと思います。まずはenzaでの話から。
 いくら大人組とはいえ、事務員とアイドルではそこまでの関係が築かれないのがアイマスの常。せいぜいがまとめての宴会に顔を出していたり、時折名前があげられたり……そもそもギャルゲコンテンツでそこの関係性を深める必要はないですからね(※これに関していろいろ意見があると思いますけど、本質的にそうであることは変わらないと思っているためこの記事におけるアイマスのことはこの認識で行きます)
 そんな中、七草はづきと桑山千雪の(ほぼ)初絡みはこちら。

お?
ん?
思春期の情操教育に悪すぎる!!!!
名前呼び捨て否定なし

 ふたりきりで温泉巡り?!?! 「……ね、はづき」?!?! こんなんふゆみね樹里がいたたまれなくなっちまうよ。(恋鐘と甜花ちゃんは気づかなさそう)
 いままでの4コマやらでは「はづきさん」呼びだったのが急に「はづき」とか呼び捨てするし、それに対して特に説明がないの、怖い。どこでそんなに距離を詰めたんですか?
 まあ俺たちの桑山千雪は“そう”と決めたときのアクセル全開ブレーキぶっ壊れ女なので(「薄桃色にこんがらがって」および「GRAD」および【ハッピー・アイ・スクリーム】その他コミュ参照)、はづきと仲良くなっちゃうぞ♪と思ったら人目もはばからずこうなるのかもしれない。なにもわからない。俺は桑山千雪のことをなにもしらない……。
 ちなみにこのあとはづきは影も形もいなくなるため、本当に千雪と温泉行っただけで出番が終わってしまった。ツアー前点呼といちゃつきのためだけに出てきた女?

 さて、衝撃のセリフから半年ほどして、アルストロメリアのイベントコミュ「薄桃色にこんがらがって」が開催されました。この記事のメインではないため内容には触れませんが話すことはめ~~っちゃあるためいつか出したいですね。記事。甘奈と停滞と憧れ、甜花と逃避と受容、千雪と鬱屈とアプリコットと卒業の話とか。
 で、そんな薄桃色の中で、千雪とはづきがふたりで飲みに行くシーンがあります。悩みの吐露というにはほとんど懺悔のようなそれと、いつまでも千雪を縛り続ける「大人」の規範に、はづきはやわらかく返します。

甘奈の胸を借りることになる事実に対して
直前の「だから」の言い方めちゃくちゃ優しい
……

 改めて、推定中学で父を亡くし母が入院し姉手ひとつで6つ離れた妹を高校生まで育て上げた女が言う「大人じゃないんだってば、私たち〜」、めちゃくちゃ“重み”があるな。本当になぜ? 七草の家庭環境を思うたび威嚇してしまう。のんきに千雪と温泉入ったり有給取って世界旅行してたころの七草を返してくれ。
 閑話休題。なんだかんだ、いままでの千雪(STEP含)は「自分で自分が大人でないと定義する」ことでやりすごしていたに過ぎないんですね。初めから自縄自縛であったものが、自己理解による一度の納得で解けるわけはありません。作中で初めて「大人ではない桑山千雪」を肯定した他人が七草はづきなんですね(甘奈と甜花は千雪を「大人」だと思っているので除外。彼女たちにとっての大人=千雪(とP)であり、その憧れはさまざまなところで表れます。もちろん、それは悪いことではなくて、彼女たちがいまだ「子供」であるゆえの健全な思考だと思います)(ちなみに「完録、クエストロメリア!〜サイコロ編〜」で千雪が「大人じゃない」と発言するシーンがありますが、甘奈甜花Pはみな(状況も相まって)戸惑うだけでした)
 ちなみに、マジでめちゃくちゃうつくしいシーンなのですが、千雪のことを知れば知るたび「いやあなたが大人らしく(冷静に・我慢して・わがままを言わず)いたことないでしょ」という呆れが見えるように錯覚します。いや……社会人的対応は100点満点ハナマルバッジなのですが、プライベートの振る舞いってマジで283でいちばん幼い可能性がある。まあ理性的でしとやかな女性性/好奇心旺盛ではしゃぎまわる少女性がくるくると踊るように変わっていくのが千雪の魅力ですからね。(というよりは、アイドルとして/アルストロメリアとして活動するうちに段々と千雪のそういう部分が花開いてきたというか)(桑山千雪と鬱屈についてはプロフィール帳および【ネームレス・ヘヴンに憧れて】を読もう!)

 ちなみに、このシーンで個人的に好きなセリフがこちら。

もしかして千雪の口調マネしてる?

 283の事務員としてはシードをもらってる甘奈を応援するべきで、ユニット、どころか事務所と雑誌側に亀裂を入れかねない行動をする桑山千雪のことは咎めるべきなんですけど、でもここにいるのは「桑山千雪の友人の七草はづき」だから「友人に向けてのエール」を送ってくれるんですね。かなり愛。
 もっと言うと、桑山千雪は前進の人なので、多分、はづきがここで「ファイトだぞ♪」なんて言わなくてもアプリコットのオーディションを受けたはずで、だからはづきのこの応援もあくまで自己満足の一種であって、だけどそれは紛れもなく友人への大きなエールなので、桑山千雪の一歩が一歩半になるくらいの力がある。本当に愛。
 そもそもこの飲み会からして「年下に嫉妬しました」ということを素直に伝えても否定せず一緒に悩んでくれる相手だからこそセッティングされた場なのだなと思いはづきと千雪の友情と親愛に思いを馳せてしまう。気持ち普段よりも低めな声であるのもかなり良いです。これは別に大崎姉妹の前でテンションを作っているとかじゃなくて、「一緒に楽しみたい相手」と「疲れを見せても良い相手」の違いなんだろうなと思います。甘奈と甜花は喜びをわかち合いたい相手。はづきは悩みを共有したい相手。もちろんそこにはきっと「大人と子供だから」の規範があって、薄桃色でアルストの3人は「うれしいこともかなしいこともわけあいっこ」することを決意するのですが。砂糖菓子はさんぶんこ。みなさん「流れ星が消えるまでのジャーニー」を読んでください。
 それはそれとして、パーソナルスペース広そうな七草はづき(事務所では妹相手にもさん付け敬語)相手に呼び捨てタメを許す桑山千雪、いったいなに?

 そんな薄桃色から数か月。ホーム画面に置いたアイドル同士の掛け合い(23×22×2パターン)が実装されました。現在ではシーズ・コメティックに加え、ユニットの会話、越境の会話、季節の会話、パラコレアイドル(ifの未来のアイドル)の会話なども含まれなんかめっちゃえぐいパターンあります。まだ追加されるらしい。すごい。
 さて、そんなホーム会話。ひとことふたことではありながら、アイドル同士の関係性が垣間見えたり、ちょっと笑えるものだったり、いろいろ楽しめるものになっています。あとはそう。はづちゆの匂わせに使われたりだとか──。

まあはづきさんいるのに千雪に聞く樋口も悪いか……


ところで、飲んでから訪ねたの? 訪ねてから飲んだの?
にちかでさえドン引きながら言葉を選ぶ

 もう原液なんだよな。桑山千雪の匂わせって基本的に嗅がせだからえぐい。アンカーボルトソングもまあそうか……。
 読めない名前をはづきに聞くのはいいでしょう。事務員だもんね。でも仮に「はづき」って呼び捨てにしてしまったとして何か問題があります? 樋口ならたぶんなんも言わんし、他の子であっても「やっぱり大人同士仲がいいんだな~」くらいしか思わないじゃん!
 ちなみに8割くらいわざとだと思っている、全然。はづきはふたりきりじゃない限り「千雪さん」呼びだと思いますけど、千雪は仕事中はさん、プライベートは呼び捨てくらいのざっくりした認識なので(そもそも呼び捨てを見せつけることを悪いと思ってないので)境界が曖昧になることがあるし「プライベート中、樋口から振られた仕事の話」に対しては「はづ──(あ、これは仕事の話だからさん付けしたほうが良いのかな)はづきさん!」とか言う(見せつけられてる樋口がかわいそうだとおもいませんか?)(徹底して内心でしか透呼びしない樋口を見習ったほうがいい)(もしかしてそのあたり含めた人選なのかこの会話)
 にちかのほうだって、つまりこれはド深夜(飲み会の後に?)七草家に押しかけたあげく未成年に世話を焼かせているはづちゆってわけです。やばすぎる。確かに俺は自由なはづきを求めていましたがそれは妹に迷惑をかけることとイコールではないので……。

 ちなみに、先日ついに七草はづきのサポートが実装され、ホーム画面に置くことも可能となりました。ユニット+はづきのホーム会話も生えてきたのですが、アルストロメリアはこれ(引けていないので書き起こします)

甘奈「はづきさんと千雪さんって、ずーっと前から友達だった! みたいな雰囲気、あるよね~」
千雪「……ふふっ、私たち、実は本当にすごく長い付き合いなの」
甜花「え……! すごい、知らなかった……」
はづき「あーあ、信じちゃってる……」(困り/呆れ顔差分)

 大崎がかわいそうだろ!!!!!
 マジでびっくりしちゃった。千雪がちょけるのはまあ想定していたのですが、はづき、他ユニ相手は(シーズでさえ)ずっと敬語だったのにアルストだと「あーあ」とか言うんだ。呆れ顔でタメなんだ。大崎にはもう見せていいと思ってるんだ。ふぅん……(ちなみに甘奈・甜花は現状はづきから唯一ちゃん付けが出てきたアイドルです。千雪の呼び方がうつったんかな)
 ちなみにその他でもサポートカードである【For worker 大崎甘奈】【MADE 緋田美琴】で普通にはづきの話をしている。びっくりしちまうぜ。

4、七草はづきと桑山千雪(シャニソン)


 ここまででまだenzaの話しかしていなくてすごい。シャニソンの話をします。
 シャニソンもenzaと同じく、ホームに立っているアイドルからセリフを聞くことができます。なんとシャニソンは化け物なので、ゲーム内の天気が実際の聖蹟桜ヶ丘と連動しており、また天気や季節ごとにセリフが変わってきます。バケモンすぎ。偉いね。
 で、そんなホームセリフで、千雪がまたはづきに言及してます。

「あっ、プロデューサーさん。はづきさんから伝言を預かってて──……」

 なんで?(純粋な疑問)
 普通に考えて、アイドルを経由させなくてもプロデューサーにメッセージは残せるはずなんですね。事務員とPなんだから。社用メッセとかあるやろがい! わざわざ千雪を経由させて伝言をくれるの、「私達さっきまで一緒にいました」を知らしめる以外の必要性がなくて笑ってしまう。おもしれー女たち……。
 また、シャニソンのほうでは当初からはづきのサポートカードが実装されており、いまなお着々と数を増やしています。
 七草はづきの記念すべきいちばん最初のSSRサポートカードは【今日のおやつ】、コミュはアルストロメリアとセットです。なんで? (や、まあ確かに正確に言うとイルミネとのサポカもあるのですが、あっちはsrなんだよな……なんなんだ……?)
 コミュ内容はさして当たり障りのない、和やかな日常の一幕(剥き出しのアイマスクを差し出す桑山千雪とかいう面白いものは見られます)なのですが、問題はこれがグッズ化したってことなんですよね。
 バディコレ、というラバーマスコットキーホルダーグッズが存在します。2024年4-6月、ついにシャニマスのバディコレが発表されました。
 それがこちら!

https://idolmaster-official.jp/news/01_11187
https://idolmaster-official.jp/news/01_11682

 第1弾で大崎出てきたとき薄々そうじゃねえかなって思ってたんだよな~! 
 イルミネやストレイがユニット単位のラバストだった中、アルストだけ双子だったのに「おや?」と思ったし、結局コメティックも3人でラバストになったのでマジでアルストだけ(というか千雪だけ)異質なんですよね。なんでアルストラバストではない……? や! 確かに【楽園に背く】はめちゃくちゃに良いカードなのですが、でもだってこのはづちゆわざわざ描き下ろしてる(ミニになってるので一応みんな描きおろしではありますが、はづきと千雪は単純に元のカードと構図が違う)。普通に思想過ぎて笑っちゃったナ。
 バディコレのコンセプトが「関係性の深いキャラクター同士をデザインしたラバーマスコットシリーズ」であることだけは強く強く言わせてください。
 そうして、2024/11/10、シャニソン1stアニバーサリーイベントが開催されました。ようはPカップのシャニソン版で、上位100人までには金の留守番メッセージが聞けるというバカの考えた素敵な報酬があります。普通にPカップの金手紙も許してないからな。
 そんな報酬の桑山千雪ver(試聴)がこちらです。

 いいんですか??!! 焼肉デート連絡留守電俺たちが聞いちまって本当にいいんですか?!?!?!
 あとこれコンセプトが間違い留守電なの本当にシャニマス君の良くないところでてると思う! 君ってたまに(割と)陰湿! でもありがとうね!

5、七草はづきと桑山千雪(ジムシャニ)


 来ちまったな。この時間。
 先に述べておくと、ジムシャニの本編に関しては大筋ではないため大幅にカットさせてもらいます。自分で読んで欲しい、というのもありますし、マジでいちいち話してたら終わらないので……。
 ジムシャニ内で千雪(本人)が登場するのは3話、5話、7話と「次にくるマンガ大賞PR」の一枚絵、単行本2巻特装版特典ドラマCD。千雪(概念)が登場するのは9.5話です。なんか多くない?
 3話では2回の飲み会(内1回は七草家飲み)(にちかがいつ帰ってくるかわかんないのに千雪呼ぶのちょっと豪胆すぎる)を行い、5話では翌日の着替えを貸し出し、7話ではにちか相手に「いつもお世話になってます」なんて絡みに行きます。これにちか視点だと怖すぎるかも(姉が自分に内緒でバイトしてたアイドル事務所で仲良くなったアイドルが勝手に挨拶に来る)。ちなみに3話5話はともかく7話の千雪は「なんらかの役割を担って登場」したわけではないためちょっと面白い。普通に惚気に来ただけ。(たとえば甘奈なら「姉が同じ職場にいる」という共通点からの姉妹同士の差異を描いている)
 9.5話では「次にくるマンガ大賞PR」でも登場したはづぬいと、「私が作りました」の生産者マーク千雪が登場します。や、本当に生産者マークなので見てほしいんだよな。
 問題のドラマCDですが、これガチで聞いてほしいので言ってくれたら割といつでも貸し出すのですが、特段重要な話はせず一生いちゃついてるはづちゆがあります。本当にびっくりするくらいいちゃついててすごい。時系列的には3話ちょうどだと思われるのですが、なんか……なんかすごい! 一部抜粋します。

はづき「あ、メイク落とし買って帰らなきゃ。帰り、ドラッグストア寄ってもいい?」
千雪「そうだ、私も買っていかないと……覚えといてよね〜?」

千雪「モテるでしょ? ていうかモテてきたくせに〜」「はづきってやっぱり素敵だなあ」「(地元に帰るのに)はづきもついてくる?」

 付き合っとるんか!?!?! それとも俺が知らないだけで一般的な女性の距離感はこんなもんなんですか!?!? もう終わりだ本当に。無法! 閉廷!

6、おわりに


 狂うだけで10000字も書けるのコスパ良すぎる。レポートと原稿もこんな感じで文字生えて来ないかな。
 半分冗談はさておいても、現時点での七草と桑山の断片はこんなにある! 詳しく見ていこうとするとまだ全然ある! なぜなら俺はまだ七草はづきの1/10も語れていないし、桑山千雪に関しては言うまでもなく細かく語ろうとすると余白がたりなさすぎるからです。全然コミュごとに記事書きたいし、七草はづきの献身の話もしたいし、桑山千雪がどれだけ大崎姉妹を愛しているかという話も書きたいし、そうこうしているうちに供給はどんどん増えていくし……みなさんシャニソンのアルストロメリアプロデュースシナリオ3は読みましたか? 流れ星が消えるまでのジャーニーを。あの最高コミュのさらに改良されたものを読みましたか、読んでください、シャニソンのプロデュースは面倒くさいね、死ぬほどわかります。ちなみにガルディエーヌ(今回実装された翼の生えてる衣装)のボイス聞いてガハガハ笑ってしまった。桑山千雪、そういうところすぎる。みなさんボイスだけでも聞いてください。ミッションをクリアすれば衣装は手に入るため……。
 ほんまにイベントごとに解説記事書かせてほしい、自分いけます。ちまちま書くことにします。急に幸福論からおはこんばんストロメリア! までの記事が生えたらすみません。その時はよろしくおねがいします。

 この記事で、七草はづきと桑山千雪の友情(あるいは)がどれだけでっけえのかを理解していただけたら嬉しいです。や、ほんまに! ほんまに全然書ききれなかったことめっちゃある! はづちゆつってるけど救う側は桑山千雪で救われる方が七草はづきである話とか! 桑山千雪が死ぬほど誘い受けの話とか! 文をまとめる能力がないので解散です!
 なんかそろそろ(流石に)八雲-七草-天井の根幹にも触れていくだろうし、またはづちゆ生えてきたら書きます。そのときもよろしくおねがいします。

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