日東交通バスの路線図を作成してみた①

千葉の南部、房総半島をメインフィールドに営業している日東交通。
小湊鉄道バスがカバーしていない木更津~館山~鴨川エリアの自社路線、および自治体の援助によるコミュニティバスを運行しています。

日東交通さんのホームページは以下の通り。


日東交通さんは路線図をExcelや丸・棒線での地図で掲載しているため、千葉県内の各路線バス会社同様、地図をもとにした路線図を作成しようと思い、2025年1月末現在の営業路線をもとに路線図を作成してみました。
なお、地図データは国土地理院発行の「地理院地図 vector」を用いて作成しました。



1:本シリーズのリンク

・鴨川、館山エリア(現在地)
・上総湊エリア

・木更津、君津エリア

2:現在の営業路線

①館山市内線
小浜・なむやから館山駅東口を経由して館山航空隊へ至る路線。
朝の数本以外はイオンタウンを経由。
館山駅東口以南はJRバス関東洲崎線と同じ経路を通る。
鴨川、館山エリアでは一番多い運行本数を持つ。

②丸線(廃止代替路線)
館山駅東口から川谷、細田へ向かう路線。
南房総市、館山市所有のバスで運行。(なお他の路線はコミュニティバスを除き日東交通バス所有のバスで運行しているが、すべて自治体の援助を受けて運行している)
こちらも朝の1本以外はイオンタウンを経由。
また、川谷~細田間は土休日の1往復のみ。御庄~山名の区間は毎日1往復のみ経由。

③豊房線
館山駅東口から豊房を経由し安房白浜へ至る路線。

④白浜千倉館山線
館山駅東口から千倉駅を経由し安房白浜へ至る路線。館山~平館線と千倉~安房白浜線、廃止された亀田病院~安房白浜線の一部ルートを統合した路線。
千倉駅から南千倉の間は寺庭経由と瀬戸浜経由の2ルート存在し、後者がメインルートとなっている。

⑤館山鴨川線
館山駅東口から鴨川駅東口を経由し亀田病院へ至る路線。
本エリアでは一番長い路線となっている。

⑥鴨川市内線
仁右衛門島入口から鴨川駅東口を経由し誕生寺へ至る路線。
鴨川駅東口~誕生寺の区間運転も存在。
鴨川駅東口~亀田病院間は複数路線が存在するため、本エリアでは最多本数の24本となる。

⑦長狭線
亀田病院・鴨川駅東口から平塚本郷へ至る路線。
亀田病院~平塚本郷のバスはみんなみの里を経由、鴨川駅東口~平塚本郷のバスは非経由となっている。
廃止された金谷線のバスも吸収している。

⑧木更津鴨川線
急行バスと呼んでよいかもしれないが、一応記載。
鴨川駅西口から木更津方面へ至る路線。各バス停に停車するわけではなく、いくつかのバス停を通過している。アクシー号やカピーナ号よりはこまめに止まるため、立ち位置としては急行くらい。

⑨鴨川市コミュニティバス
2024年に路線が再編され、かなりルートが減ってしまった。
※曽呂、清澄、小湊方面が廃止され、ルートが単一化

⑩鋸南町営循環バス
鋸南町全域をカバーしている路線。祭り期間中は本数が増加する。

⑪館山市街地循環バス
房総エリア唯一の電気バスで運転。反時計回り固定で路線バスとは違った場所に停車する。

⑫南房総市営バス
路線のみ記載。南房総市営で各バス会社に委託している市営バス(富山線、冨浦線)と、学童輸送のための混乗バス(北三原線、丸山線)が存在する。
混乗バスについては市町村合併前から運行しているものもある。
基本的に日東交通と同じ道路を経由する場合は同じバス停を使用しているが、バス停名称が違っていたり、お互いに通らないバス停が存在する。

⑬JRバス関東
路線のみ記載。館山駅東口から2系統運行している。
なお、館山駅東口の乗り場はロータリーを使用しているのがJRと循環バスのみであり、日東交通は専用の車庫から出発する。
母体がJRバスのため、基本的に本数がそれなりに多く使いやすいが、枝線となっているところは1~5往復程度しかない。
また、日東交通との重複区間はバス停を共有しているが、名称が微妙に違っている。(例 JR西下町と日東の下町が同じ場所にあり、JR下町は少し離れた場所に存在する)

※参考路線図
南房総市によって2019年のデータの路線図が作成されている。2023年に廃止された平群線や、今現在は運行していないJRバス関東の枝線が記載されている他、鴨川市内の路線に誤記がみられる。

https://www.city.minamiboso.chiba.jp/cmsfiles/contents/0000008/8680/minamiboso-busmap-naka.pdf

3:路線図


上記のような形となった。自治体の援助が無い場合は全て廃止代替バスとなってしまう可能性があるため、今後すぐに路線が変わってしまう可能性がある。
※特に鴨川市のコミュニティバスとか、1往復区間が長い丸線とか
 丸線に至っては同じ廃止代替路線という位置づけの平群線があっさり廃止されたことから、自治体のバスだから大丈夫という保証がない


日東交通のエリアは残り鋸山以北~姉ヶ崎のエリアになるが、地図の制作過程で分割するか統合するか検討する予定。

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