これからの時代を生き抜くに必要な力をリトミックで♪
みなさんの保育園や幼稚園ではリトミック活動を行っているでしょうか?
私の保育園では毎月2回ずつ行っています。
今回はなぜリトミックが大切と思うのか、何を求められているのかなどを思いのまままとめていきたいと思います。
①リトミックの入り口
早期のうちから楽器に触れることが大切だというイメージがありますが、
本当に大切なのは、
「まず、音を聴き身体で感じ、理解して身体で表現出来るようになったうえで、楽器に触れていく」
というプロセスが1つの大きなポイントになるということです。
音を組み合わせて音を作ることの楽しさを身体全体で味わい、その喜びのなかで音を出し、そして旋律に触れ興味を作っていく。
これがリトミックの基本であり魅力でもあると思うのです(*´꒳`*)
こういったリトミック活動は幼児教育であったり、発達支援にも盛んに取り入られていると思います。
②リトミックの3つの柱
※大きく分けたリトミックの3つの柱
1、動き 2、ソルフェージュ 3、即興
1、動き…リズム運動や音楽に合わせて感じたことを身体で表現する(ここが入り口)
2、ソルフェージュ…身体を使いながら音程を確認したり歌を歌ったりする。
3、即興…その場で何かを表現する。音や動きを通して自分を表現する。(最終段階)
〜?ギモン 体操やおゆうぎと、どう違うのか〜
“音楽に合わせて身体で表現する”という意味では同じに見えるかもしれません。
しかし大きな違いは、
“自分で感じたことや考えたことを型に嵌らず自由に表現する”
というところにあります( 'ω' )
体操やおゆうぎはお手本があって、それに合わせて上手になっていきますが、
リトミックは“自由に”表現するというところが最大の違い=魅力だと思うのです。
音に合わせて走る・ゆっくり歩く・止まるという動作は子どもにとってはなかなか難しいことでもあります。
ですが、リトミックを通して自分の身体を表現したい思い通りに動かせるようになった時、楽しさや喜びを感じるものでもあります。
こういった経験によって自分の身体をコントロールしていく、自律の道に進んでいくのだと思います。
③これからの子どもたちのために
これからAIの時代になり、“頭で考える・記憶する”といった謂わゆる【認知能力】はAIに備わっており、きっと人間の脳よりもAIの方が優れていることでしょう。
だからこそ、AIには出来ない能力
“数値化出来ない、人間にしか出来ない表現力・発想力”こういった【非認知能力】が大事だと言われる次の時代においては、まず、型ではなく自由を提供し、
「自分を自由に表現する能力」
を身に付けることが重要で、その為にリトミック活動はとても大きな役割を担っているのではと思うのです。