タイ在住日本人と炎上について
ここ最近自分も含め、ネット上の炎上騒ぎに巻き込まれる・または巻き込まれそうになることを経験した。
まずこちら。
プチ炎上した投稿
これは元ネタはタイ語の記事。Google翻訳とかで訳して読んでみて欲しいが、つまりは生肉を食べるのは危ないよ、という内容。
なぜこんなことをわざわざポストしたかというと、ちょうどその頃チェンマイに来ていた若いノマドの方々が、Googleマップなどでお店を調べて、いわゆるB級グルメを楽しんでいたことから、もし生ラープの危険性を知らずに食べて、お腹を壊したり下手をしたら取り返しのつかないことになってはいけない、という危惧を抱いたから。
まぁ、それも経験とも言えるけれど、実際に会った人や、知り合いの知り合いがもしも・・・と考えるとやっぱり心配。自分の子供でもおかしくない年齢の子たち、やっぱり守ってあげたいよね。
それに対して「ラープが生なんて聞いたことない」「書いたやつは知見が浅い」などと(笑)いろいろな反応があったので、緊急記事としてこれを書いた。
内容をきちんと読めば、生ラープが危険だということはわかる。そして、ラープは本来「生」が基本。火を通している方が実は後発だ。
それを知らない人も大勢いるのだな、という学びを得ることができた。
そしてドライに、これをサイトのアクセス増に結びつけようと思い、さっさと記事を書いた。
炎上騒ぎは、一瞬で収まった(と思う)。
そして昨日あたりからいろいろとXで騒がしいのが、コスパが安くタイに住める・ビザも買えるという投稿。
あえて該当のポストは載せないが、わかる人にはわかるだろう。
ちゃんとエビデンスも書いていたし、いたってマトモな内容。だが、タイ在住日本人のいろんな反応(マイナスなものが多い)を呼んでいる。
こうした「コスパ」関係のネタは、なぜかタイ在住日本人の中で反発を招きやすい。これはどうしてだろうか?
タイ在住日本人の反応の理由(推測)
①本当はこんな安く済むわけないだろう、という思い込みが強い
②自分の尺度・正義感に合わない人に対して拒否感が出てしまう
③エビデンスがあっても読まない・あるいは読もうとしない
④何かにつけ文句を言いたいほどストレス過多な生活を送っている
⑤実は逆にコスパ良く快適な生活に関心が大きい・はっきり言って羨ましい
⑥自分に自信がないので、まるでマウントを取られているように感じて悔しい
どれかが当たっているのかもしれないし、検討はずれかもしれない。
そして今回目立ったのが、デジタルノマドに対する反発。のほほんとカフェでノマドしている、みたいなディスりをしている人もいて、おやおや・・・と思った。
私がチェンマイで出会ったデジタルノマドの人たちはこんな感じ↓
実際のデジタルノマドのみなさんの印象
①ノートPCひとつでオンライン仕事をするのが当たり前の人たち
②好奇心旺盛で、コミュ力もハンパない
③フリーランスあるいは自らのスキルで社内である程度融通のきくポジションを確保している努力家
④横のつながりを大事にし、リスペクトと共感で仲間を支え合える人たち
⑤変なバリア・境界線を設けない人たち
筆者はおよそ25年前に日本から海外へ飛び出したいと思い、国際協力の道を選び、いろいろな経緯があり、19年前からチェンマイに居続けている。もし自分が若ければ、間違いなくデジタルノマドを目指しただろう。
なぜかというと、以下の理由。
デジタルノマドを目指しただろう理由
①日本の会社文化に馴染めない
②日本という国の制度・文化・空気に希望を感じない
③自由に海外を飛び回りたい
④気の合う人たちと繋がりたい・仲間になりたい
⑤PCとスマホとかのデジタルツールをサクサクっと使って効率よく華麗に仕事がしたい
でも実際にノマドの人たち・フリーランスや独立して生計を立てている人たちを見ていると、そんなに甘いもんじゃないこともよくわかる。
甘くないノマドの実態
①オンライン会議とか普通に日本時間に合わせてどこでもやっている
②ネットに書いてないけど実は海外で危ない目に遭ったり、痛い思いをしたりしている(人もいる)
③Wi-Fiが死ぬと、自分も死ぬ(いろんな意味で)
④洗濯とか大変で、意外とオシャレできない
⑤スキルを磨くのに結構必死だ(話題の技術はとりあえず手を出して沼る)
⑥メインの仕事以外のことにリソースを取られてしんどい
⑦海外の食べ物・飲み物・住環境に合わなくて苦労する(こともある)
結局のところ、「隣の芝生は青い」ということだ。華麗にカフェでのんびりノマドワークしてるように見えて、頭ん中ぐっちゃぐちゃな人も多いようだ。その上SNS炎上のストレスもハンパない。どうすれば心の平和を守れるのだろう?
自分は長いタイ生活の中で、いろいろな経験をした。現地企業の日本人採用枠で働いたこともあるし、日系企業の現地採用枠で働いたこともある。
そんな中でいろいろな経験をさせてもらったし、全ては無駄じゃなかったと今は感謝し、それを今の仕事に生かしている。
そして、ここでは書かないが、スピリチュアルな経験も沢山してきた。
その中で、最近Xのポストですごくその言葉や発信内容が腑に落ちるものがある。
このメッセージを受けて、このポストを書いた。
まさに炎上騒ぎなど、人間同士の「こうあるべきだ」の押し付け合い。自分の尺度に合わなければ、放っておけばいい。炎上をまともにくらって、それに反応して返信するのもやめておけばいい。
「いつも心にチェンマイを」・・・その心は
チェンマイは、不思議と人をそのままの状態で受け入れてくれる空気感あふれる地である。
他の県・地域とはまた異なる別世界のようなところ。まるで心の秘境。
チェンマイを心に置いておくと、いつでもそこに帰ることができる。
だから、みんなに言いたい
「いつも心にチェンマイを」と。
ネット燃やしてないで、心のチェンマイホルモンでお肉焼こうよ。
LEOビール🍺で一杯やろうじゃないか、海外に出てきた兄弟たちよ。
自分の尺度に合わないものは放っておいて、楽しい話をしよう。
好きなラープでも持ってこいよ。一緒に当たって楽しく死ねたら最高じゃないか。
みんな、一緒に魂を燃やして生き抜こうよ。