見出し画像

好きなもの…

私は今、中国河北省張家口におります。
水曜日の午前中に移動を開始しましたが、選手は公共交通機関を使用して移動し、私たちはコーチの車に乗せていただきヤブリを出発し翌日の木曜日の明け方にこちらへ到着しました。途中、私が初日に宿泊したハルビンの寮により、彼らの道具の準備などを行ったのち約15時間の移動を行い現地に到着しました。
なぜかこの日は夕方に急な嘔吐と下痢、微熱に見舞われ大変辛い移動でした。多分、昼食の際にお店で食べた何かが体に合わなかったのかなと思います。移動中では我慢はできたものの、運転するコーチが休憩する度にトイレへ向かい、体に合わなかった体内にある全てのものを出そうと努力を繰り返しながらある意味我慢比べのような苦痛の移動を経験いたしました(笑)

多分、料理に入っていた生野菜だと思いますが、こうした他国では生野菜に気をつけて方が良いということを聞いたことがあります。特に水道水が飲めない地域や衛生面が整っていない国などは、やはり可能な限り火を通したものや調理をしたものを選ぶことをお勧めします。

好きなこと

今回は私の好きなコーヒーについてお話ししたいと思います。実はこちらで飲むのに大変苦労をしているのですが、それについてお話ししたいと思います。

バイツェンビール

私は以前、バイツェンビールが好きでした。旅行や遠征の際にはそこでしか飲めない種類のバイツェンビールを味わうことがとても好きでした。それらを購入する際には瓶の底をお店の照明など光に通して見るのですが、酵母がたくさん沈殿するのを見るととても嬉しくなるのを思い出します。
また、バイツェンビールメッカのドイツでは様々な種類があり、黄色く濁っているものもあれば白く濁っているもの赤っぽいものや黒っぽいものもありました。
もっと面白く感じたのがグラスです。ゴツゴツしたジョッキグラスもあれば細長いグラス、蓋のついた陶器のもあったりとビールもグラスも楽しむことができます。

また、私は30歳くらいからコーヒーをよく飲むようになりその影響でコナコーヒービールというのも大変好みでしたが、私には高額であったのと取り扱っているお店が少なかったため、滅多に飲むことができませんでした。

しかし、私は5年前に腎臓の病気をし、また妻が元々お酒を飲まないこともありこれをきっかけに飲酒を止め、その代わりにコーヒー好きを急加速させ、今は各国や他の地域などのコーヒーを飲むことが趣味や楽しみでもあります。

ターキッシュコーヒー

前回ノルウェーの渡航の際に、トランジットでトルコに二度訪れました。イスタンブール空港内のみでしたが、大変綺麗な空港でまた人も明るく親切な方が多い印象でした。
帰りのトランジットで約5時間くらい自由な時間があり、また夕飯時ともあったためこちらの空港のカフェに立ち寄りサンドイッチとエクレアを購入したのですが、立ち寄ったお店のメニューにはターキッシュコーヒーがありました。私は名前は聞いたことがあるもののあまり詳しく知らなかったため、試しに飲んでみたいと思いそれも注文しました。

失礼した話

私が想像するターキッシュコーヒーは中位の紙コップに入って出てくるのかと思ってました。いつもは淹れる作業もよく見るのですが、ドリップコーヒーと勘違いしていたのと少し移動の疲れも出ていたためにそれを見ずにウィンドウにあるケーキやクッキーなどを眺めていながら、きっと酸味が強いが深みは無く渋みが多いのだろうなぁと勝手な想像を膨らませながら待っていました。

そして、出てきたのが見た目ダブルサイズのエスプレッソ!

私はついその優しそうな店員の方に「エスプレッソですね!」と言ったら、その店員の方は「エスプレッソではない!エスプレッソとは違う。これはターキシュコーヒーだ!」と。
すみませんと思いながら、きっとトルコの方もプライドを持って作ってくれたのに私の第一声で…大変失礼なことを聞いてしまいましたが、本当に間違えてしまうくらい見た目はそっくりでした。

しかし、飲んでみるとエスプレッソより苦味は少なくドリップコーヒーよりかは濃く深みのあるコーヒーで大変美味しく、私は一気に好きになりました。2/3位飲んだくらいでしょうか。少し渋く感じよく見て飲んでみると粉が沈殿しておりました。初めはドリップに失敗したのかと思ったのですが、確かに持った時はサイズの割にはずっしりしているなと思っていました。その重さは最初、移動の疲れで勘違いしたのかと思っておりましたが、どうやら粉を沈澱させその上澄みを飲むためでした。イタリアのプラジェラートというところに遠征で伺った際、こちらのホテルのコーヒーはこのような飲み方をする方法を思い出しましたが、見た目は似ててもきっと淹れ方は全く違うのだろうと思いました。コーヒーの量はそれほど多くなかったためもう少し飲みたい気持ちもあったのですが、沈澱したターキッシュコーヒーの粉がもったいないと思いエクレアをつけて食べてみました。
こちらも大変美味しかったでしたが、正しい食べ方&飲み方であるのかどうかは定かではありません…

中国のコーヒー

こちらでコーヒーを飲むことは私にとってとても貴重です。
もちろん、世界で有名なコーヒー店もありますが、やはりハルビン(人口1000万人)のような大きな街に行かないと無い印象です。
今私たちが合宿する場所など競技環境は市街地から離れています。こちらでそのような環境ではカフェやレストランなどコーヒーがあるお店も少ない印象です。コーヒー自体がないという訳ではなくございませんが、私が宿泊したヤブリでの寮や同じ敷地内の小さな商店ももちろんコーヒーはなく、コーヒー味ですらありませんでした。ですから、こちらで飲むコーヒーはとても貴重です。

張家口ではオリンピックの選手村である宿泊施設に宿泊しておりますが、食事を取る際は少し離れたレセプションに移動しその施設内にあるレストランで食事を済ませます。レセプションに入った入口すぐにこのようなカフェマシンがあります。

支払いは全て電子マネー。私はWe Chat(中国版LINE)というアプリを使用しそこで支払いをしております。
クレジットカード等と紐付けキャッシュレスで大変便利。

少し汚れが目立っているため、また機械の整備など見たことがないため衛生的に安全か分かりませんが、今の私にとって貴重な存在です。

アメリカーノ20元(約430円)、エスプレッソ22元(約470円)
アメリカーノとエスプレッソが同じ量!
すぐ飲みたい時はアメリカーノを購入し、
部屋に持ち帰る時はエスプレッソにして自分でお湯を沸かし、
濃いめのアメリカーノにする。
毎日買うとなると結構な金額になるのが難点。

こうなるとこういったものも欲しくなります。

OutIn nano

公式HP写真引用

USB-Cポートの充電式で3〜5杯の抽出ができるそうです。また、この機械に入れた水をお湯にしてくれるため、持ち歩く荷物も少なくて良いのが特徴です。一番良いのは淹れ立てのコーヒーが場所を選ばず飲めることが嬉しいです。豆を挽く機能もあるそうでここまでこだわった商品は、私的にはとても魅力に感じます。

ノルウェーでは世界でも有名なバリスタを輩出している国でもあり、また世界でも上位に入るくらいのコーヒー消費率が高いためお店を選ぶくらい豊富ですが、物価は高いためやはり私のように出先が多いとこうした機械があるとありがたいです。

皆さんの好きの「こと」や「もの」はなんですか?

いいなと思ったら応援しよう!