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「嫌い」を仕事にしよう〜無理に好きにならなくていい〜

私は、自分が文章を書くのが好きだと思っていました。
いいフレーズが浮かんだり、いい文章が完成したり、完成した文章が人に褒められたりすると嬉しいですね。
文章を書いている時、この時間こそが本当の自分でいられる時間だと感じることもあります。
だからこそ文章で身を立てたいな〜と思っているんですね。
文章を書くのを仕事にして今の仕事をやめられればどれだけ素晴らしいだろうなと思うことは一度や二度ではありません。
ただ最近文章を書くことについて心から好きかというとそこまで単純な感情ではないことがわかってきました。
文章を書くのが好きな時もあります。
ただどちらかというと文章を書くのが嫌いな時の方が多いことに気づいてきました。
文章を書き始めるまでが億劫だったり、うまく自分の言いたいことが表現できなかったり。
他にもパソコンを見ていれば目がシパシパする、考えを整理するのがめんどくさい、椅子に座っていれば腰が痛くなる、キーボードを叩いていると肩が凝ってくる…
嫌いになる理由はいくらでもあります。
何日も文章を書く気になれない時だってザラにあります。
それは私のnote更新頻度を見てもらえれば分かるかと思います(汗
ただ文章を書くのが嫌いなことに気づいた時、ふと気が楽になったんですね。
別に文章を書くのが嫌いでもいいんだ。
嫌いなことをしてもいいんだ。

嫌いなことを仕事にしてもいいんだ。

そのことに気づいたんです。
昨今の時代の変化に伴って「好きを仕事に」というフレーズが流行っていますね。
好きなことを仕事にして普通のサラリーマンの何倍ものお金を稼いでいる人が現れ始め、「これからは個人の時代だ」、「遊ぶように仕事をするべきだ」などの文言がインターネットや書店に飛び交っています。
私もこのような時代の風潮に感化され、好きなことを仕事にしなくちゃいけないと考えていました。
確かに好きなことを仕事にして、遊ぶように楽しく働ければ、それは素晴らしいことですね。
けれどもよくよく考えれば、何かを好きになるっていうのも結構辛いことだと思うんですよ。
人は何か一つ天職があって熱中できるものがあるはずだと言っても、私のように何事にも熱中できず深く好きになれない、そんな人もいるかと思います。
はじめは好きだと思ってやっていても途中からだんだん嫌いなところばかり目につくようになってきて飽きてしまうんですね。
でもそれでいいんです。
「好きなことを仕事にしなくちゃいけない。」
思えば私はその強迫観念から無理に好きだと思い込もうとしていたり、好きなものを探さなくちゃと無理していたんですね。
どれだけ綺麗事を並べても仕事というのは辛くて大変なものです。
けれども嫌いなことをやってもいい、そう気づいた時、私はなんだか楽になって自然と文章を書くことに向き合えるようになった気がします。
嫌いなことをしてもいいんです。
好きになれない自分を許してあげましょう。
嫌いになることで前に進めるときもあります。
嫌いだけれどやらずにはいられない。
そういう時もあります。
ちょっとくらい嫌いなことをやってもバチは当たりませんよ。
みなさん今日も「嫌い」を仕事にしましょう。
やっていれば、いつか今より好きになれる時が来るかもしれません。

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