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PENTAXIANになってみた: 妻を撮った1年を振り返る

(こちらは2023年にあるサイトに寄稿した記事です)

知ってる人も多いと思うけど、今まで僕はニコンやキャノン、ライカをメインで使ってきた。たまにフジやソニーを使うこともあったけど、ペンタックスは正直「消えゆくメーカー」くらいに思ってた。ネットではカラフルなボディのネタ画像が流れてくるだけで、まともに興味を持ったことなんてなかった。

でも2023年、他のメーカーに飽きちゃった僕は、今までスルーしてたペンタックスの2機種──K-1 Mark II645Z──に挑戦してみることにした。

買い揃えたペンタックス製品はこんな感じ(Kマウント&645マウント):

  • PENTAX K-1 Mark II

  • HD PENTAX-FA 31mm F1.8 Limited

  • HD PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited

  • HD PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

  • PENTAX 645Z

  • smc PENTAX-D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

  • smc PENTAX FA645 75mm F2.8

  • smc PENTAX FA645 150mm F2.8 [IF]

K-1 Mark IIに手を出した理由は、そのゴツいデザイン。

尖ったトッププレート、太いロゴ、巨大なボディ……ミラーレス全盛の今じゃ逆張りなデザインだよね。2018年発売のマイナーチェンジ機なのに、中古でも8,000元(約16万円)以上で売られてる謎の価格帯。買う奴は僕みたいな変人だけだろう(笑)。

実際使ってみると、ニコンのD850と比べて性能面では正直見劣りする。AFポイントの広さが狭い、ファインダーもイマイチ明るくない、タッチスクリーンもジョイスティックもない。唯一の強みは「誰が使うんだ?」って思う天体追尾機能と、ペンタックスのLimitedレンズが使えることくらい。

HD PENTAX-D FAレンズは重くて大きく、性能も最新ミラーレスレンズと同等レベル。古いレンズはAFが遅いし、解像感もイマイチ。Limitedレンズに惚れ込んでない限り、K-1 Mark IIはコスパ悪いと思う。個人的にはボディ単体5,000元(約10万円)くらいが妥当かな……?

次は645Zの話。

(妻が645Zを持ってる写真)

645Zは僕にとって初のデジタル中判カメラ。レンタルで試してから購入したんだけど、今やコンパクトな4433センサーのミラーレス中判がある時代に、逆走するような選択だったよね(笑)。

使ってみた結論──645Zに魔力はない。防手振れなし、分厚いボディ、機能も少ない……もう時代遅れだ。

ただ一点、光学ファインダーの明るさと大きさは圧巻! フルサイズ一眼より大きいミラーだからか、覗いた瞬間「空気を切る」ような感覚に襲われた。

レンズはsmc PENTAX-D FA645 55mm F2.8が意外と良かった。地味だけど、中判ならではの40mm前後の描写が癖になる。今後4433センサーのカメラを買うなら、この焦点距離は絶対選ぶだろう。

中古価格はボディ12,000元(約24万円)+レンズ15,000元(約30万円)くらい。K-1 Mark IIより高いけど、レンタルで試す価値はあるかも。

最後に、今年年K-1 Mark IIと645Zで撮った妻の写真を何枚か公開……

2023年:春

2023年:夏

2023年:秋

……と思ったら、急にK-1 Mark IIの限定モデル「J Limited 01」が欲しくなってきた。カッコよすぎる!

PENTAX K-1 Mark II
・HD PENTAX-FA 31mm F1.8 Limited
・HD PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
・HD PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

PENTAX 645Z
・smc PENTAX-D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW
・smc PENTAX FA645 75mm F2.8
・smc PENTAX FA645 150mm F2.8 [IF] ​​​

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