歩いて移動する、という前提 12フィートの木材を持ってあるく37日目
2020年4月24日(金)37日目
晴れ。気温16℃。体温36.0℃。木材の長辺2370mm
昨日泊まったゲストハウス(しかし宿泊客は私一人であった)の店主さんからコーヒーをもらい、見送られて宿を後にする。
今日はいい天気。日差しも強い。
広島の人は、私が今まで歩いてきた都道府県の中で、一番人懐こい感じがする。今日もおばあさんに話しかけられ、手作りのお惣菜をもらった。
私が最近気になっているのは、「広島県と山口県、どっちの道のりが長い?」という問題。
広島県に住む人は、「いやあ、山口に行った方が何もないよ、一個一個が長いんだよお。」と揺さぶりをかけるし、山口県に住む人、もしくは山口出身の広島在住の人は、「広島の体感は長いよ、割と山口の方があっという間に感じるね。」と揺さぶりをかける。
私としてはどちらも未体験。そして何よりこのアドバイスをくれる人たち、車かバイクか、公共交通機関における体感や実寸の話である。どちらの側を主張する人も、広島県と山口県の両方を歩いて渡った経験者はいないのである。
そして地図上で見ても何となく広島県と山口県は同じような幅に見えるのだ。私としては、今の段階でも広島は結構きつい。なぜなら隣の市に行くたびに山を一つ超えているような感覚がするから。勾配がある。あの平坦な道を、地続きに歩いていけばよかった関東平野が懐かしい。
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