★マゴソスクールのファッションショー2022★Magoso Fashion Show 2022 (03April2022)

2022年4月4日 20:16

毎年恒例マゴソスクールのファッションショー2022が4月3日に開催されました。その様子を写真や動画でご覧ください。

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毎年恒例、マゴソスクールのファッションショー2022が4月3日に開催されました。その様子を写真や動画でご覧ください。ケニアのナイロビにあるキベラスラムで1999年からスラムの困窮児童や孤児、家族や住まいを無くした子どもたち、ストリートで...
Posted by 早川千晶 on Monday, April 4, 2022

ケニアのナイロビにあるキベラスラムで1999年からスラムの困窮児童や孤児、家族や住まいを無くした子どもたち、ストリートで生きていた子どもたちなどを助け、衣食住や教育の機会を提供してきたマゴソスクール。

キベラスラムで生まれ育ったリリアン・ワガラが両親を病気で亡くし、数多くの弟妹を守り生きていく中で、他のスラムの孤児たちにも生きる希望を与えたいと、スラムの粗末な長屋の一室に20名の子どもたちが集まり、1999年に始まった学校でした。

スラムの貧困当事者たちが、自らの力で子どもたちを助け、より良い未来を作っていきたいと努力し、助け合い、ハランベー（助け合いのカンパ）によって最初の建設を行いました。

リリアン・ワガラと早川千晶は30年来の親友で、共に力を合わせてこの学校を作ってきました。23年たった今では、生徒数500名をかかえる学校になり、卒業生たちはMagoso OBOG Clubというグループを結成して、現在、Generation1からGeneration15まで、高校生、大学生、専門学校生、社会人と、その輪を広げています。

マゴソスクールの教員やスタッフは全員がキベラスラム在住者で、自分自身も困難な状況で生きてきた人々です。力を合わせて子どもたちを助け、自分自身の生活も向上させ、キベラスラムのコミュニティ全体の力になるために日々奔走しています。卒業生たちは、それぞれにマゴソスクールの力になろうと努力し、子どもたちを教え導き、励まし、悩み相談に乗り、困難を乗り越えていくための具体的な手助けをしています。

ファッションショーはマゴソスクールがはじまった当初から始まりました。リリアンがもともと困窮生活の中、手に職をつけたいと願い、独学で足踏みミシンを扱えるようになり、ファッションデザイナーになりました。リリアンは自分がつちかった技術を周りの人々に教え、マゴソスクールには洋裁の作業所と訓練所があります。

リリアンはMagoso African Designs というショップも開店し、鮮やかなアフリカ布を使って心が晴れやかになる様々な夢のある作品を作り出しています。ファッションショーは、キベラスラムの地域住民にとって年に一度のとても楽しみなイベントになっています。ここでみんなが集い、音楽を奏で、歌い踊り、美しい衣装に身を包み、大観客の前でそれを披露します。生徒や卒業生だけでなく、生徒の保護者（両親、祖母、親戚など）も参加し、モデルとなって拍手喝さいをうけます。

2022年は数多くのスペシャルゲストがマゴソスクールを訪問してくれて、盛り上げてくれました。遠くホマベイから伝統音楽家とダンサーたち、ナイロビや世界でプロフェッショナルなダンサーとして活躍しているNairobi Dance Ensenbleのノリーンとスーザン、Kibera Creative Arts の子どもたち、ThikaのMoyo Children Centreの子どもたち、そして日本人の私のお友達も駆けつけてくれました。ガーナからやってきたInnna Projecttの山口韻奈ちゃんはメイクアップのステーションを作ってくれて、Magoso OBOGの一人で美容学校の生徒であるセリーンをアシスタントに、約100名の女の子モデルたちのメイクを手がけてくれました。

こうしてマゴソスクールのみんなが才能を開花し、毎日をイキイキと生きていくことができるのは、世界中の数多くの仲間たちに応援していただいているおかげです。心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。そしてこれからもマゴソスクールの仲間たちに声援を送ってください。

マゴソスクールのマゴソファミリーは大きな家族です。それぞれに様々な困難を抱えて生きてきた仲間たちですが、生きることを諦めず、あの手この手で生き抜いていく方法を作り出し、困っている仲間を助け、癒しあって励まし合って共に生き抜いていく家族です。

人生には山あり谷あり、うまくいくこともどん底になることもありますが、希望は生み出していくものと私たちは信じています。喜びを高め合い、命の輝きを放って、共に未来に希望を生み出して行ければと思います。

ご協力くださいました皆様、いつも応援してくださる皆様、マゴソスクールを訪ねてくださった皆様、友達になってくださった皆様、本当にありがとうございます。

★マゴソスクールの日本側の支援窓口「マゴソスクールを支える会」

★オンラインショップ「はろの屋」（これらの作品が日本でもオンラインで購入できます）

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