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孫の出産
2ヶ月ほど前、6人目の孫が生まれた。
自宅で
ここに越してきて、座敷で娘たちが自宅出産で産んだ孫はこれで4人目。
いずれも助産師さんが来ての自然出産。今回はお風呂での水中出産となった。なぜか娘は今回(2児目)は水中出産をしてみようかな〜というので(軽いノリ)、庭に大きなプールも準備した。が当日低気圧で外気温が肌寒かったのでお風呂で〜となったのだった。幸い大きなお風呂、夫も入り彼につかまりながら〜。
今回は、家族全員が立会人。7歳5歳(赤ん坊の従姉妹)3歳の女子(赤ん坊の姉)も学校を休んでの参加。保育園・学校にママたちが電話すると「どうぞどうぞ、それはいいですね」と好意的に捉えてくれる。大切ないのちの教育と思ってくれるところがありがたい。私の時の40数年前と比べると、大きく変わったものだ。結局総勢、子供3人、大人4人の家族に加えて、友人2人、助産師さん2人が見守った。この時点ですでになりゆき〜その時点での流れ〜でよし。
リアル性教育
私自身が5人の子供、孫たち5人の自宅出産を見てきたわけだが、それはどれも初体験の貴重なものであったが、今回特筆すべきは、幼き3人の子たちのこと。陣痛の初期から、陣痛が強くなっていく、お風呂で水中出産し、赤ちゃんが生まれ、、胎盤の排出からへその緒の処置まで、一部始終を同じ家で遊びながら、空気を感じながら、目の当たりにしながら過ごしていた。特に、生まれた後の処置、臍の緒を切り、赤ちゃんの体重は土を計り、胎盤のチェックまで、助産師さんのそばでしかと見ていたのだった。というか、我が家での出産が4回目と助産師さんにも余裕があったのでしょう、まるでリアルな出産教育をしてくださっているようだった。(ちょっと早年齢だけど、笑)
姉の戸惑い
でも、さすが姉となる3歳の子は、母親の陣痛が進んだクライマックスの時には、ちょっと別室に行く姿が見られた。さもあらん、見たこともない母の姿。が、これを見た私は、この孫をたまらなく可愛いと思った。どう受け止めればいいかわからない現場の状況。大人だって初めてだったら戸惑うはず。それを泣くでもなく騒ぐでもなく、一人でさっと別室に行き、隅っこで自分の毛布を手に佇んでいた。その表情、必死に受け止めようとしているその姿に、私は彼女の内面の成長を見、とても愛おしく思った。「お母ちゃんは大丈夫だよ。すぐに赤ちゃん生まれるよ、応援してあげよ」と軽く促すと、「うん」とすぐに従姉妹姉達の横に並んで見届けていた。
赤ちゃんの性別は、この3歳の姉が確認することになっていた。(両親が出生前には知らなくていいという姿勢でいたから)。お湯の中で、母親の胸に抱かれた赤ちゃんの後ろにまわって「男の子!」と言ってくれた。しっかり役割を果たしてくれた。
3400グラムというしっかりした赤ん坊だった。助産師さんは、「私は何もしなくていい、一番楽な出産です。するっと生まれてくれて、毎回私が勉強になります。本当に日々の自然な生活と、生命力のある食事でできた身体だから可能なんですね〜」と言ってくれた。娘は産まれる前からのナチュラルビーガン食、マクロビオティック生活でそのまま母となった。この若い助産師さんとは7年の付き合い、4人の孫を取り上げていただいている。自宅出産をサポートする方だから自然出産のプロである。その彼女が「来るたび勉強になる」と言ってくれるのは、とてもうれしい。
日々の暮らし方、食事が、そのまま次世代の出産につながっていること、このことを本当にわかる人たちが増えて欲しいと願っている。
(娘たちと孫たち)が体現してる普通に暮らしの中で、普通に生まれて、家族の生活は昨日と今日が当たり前のように続いている。