【本】スマホ脳の処方箋を読んで
先日たまたま「スマホ脳の処方箋」という本を見つけたので、読んでみました。
以前、アンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」を読んだのですが、その内容と近いのかな?と思って手に取ったのです。
スマホを片時も離さずに持ち歩いていたり、食事中にも手元に置いていたりしませんか?
子育てするにおいて、スマホ検索が唯一の癒し・・・なんてこともあるかもしれない。
でも、スマホを使っていることで、脳の疲労がたまっていくのだそうです。
幸福度ランキング
世界幸福度ランキングって知っていますか?
149の国・地域を対象に行われている調査データなのですが、日本はずっと下位なんです。
しかも、年々下がっていっているらしいのです。
このランキング調査は2012年から始まったそうですが、先進国の中でもダントツに低い日本。
2022年はなんと54位だとか。
しかし、これを聞いて驚いてるのは外国人で、私たち日本人からすると、「そうでしょうね」という感覚ではないでしょうか。
日々、幸せ~♪
と感じながら暮らしている人ってどのくらいいるんでしょうね?
ストレスや不安を感じやすい
日本人の幸福度を下げている要因として考えられるのは、なんでしょう?
ランキングは幸福度を数値化するために、以下の項目を調査しています。
①一人当たりの国内総生産(GDP)
②社会保障制度
③健康寿命
④人生の自由度
⑤他者への寛容さ
⑥国への信頼度
・・・これだけでも、低そうな項目があるのが分かりますね^^
そうです。
データでみると特に低い項目があります。
あなたはなんだと思いますか?
④人生の自由度
⑤他者への寛容さ
この二つが特に低いのだそうです。
日本人の特長として、
①人生の選択に幅広さがなく縛られて生活している
②人間関係を警戒して心が開けない
というのがあるそう。
うーん、確かにそういう傾向はありますね。
マスクを外してもいいと言われても、まだまだ外す気配のない今(2022年12月現在)。良くも悪くも周りに合わせますものね。
そして、出る杭は打たれる💦
リスクが高い日本人
そして、脳疲労に関しては、女性の方がリスクが高いそうです。
というのも、もともと脳内物質のセロトニンが枯渇しやすいのだそう。そもそもそういう遺伝子を持っているんだそうです。
脳が働くためには様々な神経伝達物質が必要なのですが、セロトニンはその代表格です。
セロトニン不足が引き起こすもの
セロトニンが不足するとどうなるか?
①遂行実行機能の低下
計画通りに作業を進める脳機能の低下。
②コミュニケーション能力の低下
コミュニケーションが苦手になる。気の利いた会話が出来なくなり、伝えたいことを話せず、相手の話の真意を理解できなくなっていく。
③企画力・創造力の低下
ひらめきやアイディアが生まれなくなる。工夫やちゃれんじが出来なくなる。
④生活意欲の低下
やる気の減少
⑤体調不良・情緒不安定
心身の状態をコントロールしている前頭葉の機能が低下。脳の情報処理能力が低下し、体調不良や情緒不安定を引き起こす。
著者はこれを「スマホ認知症」と表現していますが、「アルツハイマー型認知症」ともとても良く似た症状だそうです。
「ぼんやりタイム」が必要
私たちは普段から脳を使いすぎています。
スマホからは常に刺激を受けて、常にインプットのフルモードで脳を動かしている状態。
例えるなら、脳が狭い家にいろんなものを詰め込むだけ詰め込んで、整理していない、いわゆるゴミ屋敷のような状態になっています。
なので、このインプットした情報を整理する必要があるんですね。
では、どうするか?
まず、はスマホとの付き合い方を考えてみてくださいね。
そして詳しく本を読んで頂きたいです^^
まとめ
日々、不安を感じて、その不安を解消するためにスマホでいろいろ調べて、その結果情報過多になり、脳疲労を起こし、さらにやる気も低下し不安感が大きくなり、またスマホで検索をしてしまう。
そんな悪循環に陥りやすいことをまず理解することが大切ですね。
私は子育て中なので、子どもにスマホを与える際にどうしたらよいのか?かなり参考になりました。
そして大人の自分でもこれほどスマホを手放せない状態というのは、スマホに依存していると言えますね。
そもそも、例の感染症が始まってからの生活ではセロトニンが不足しがちです。
セロトニン活性のための活動をまたこれからも続けたいと思います。