セミの抜け殻
今日は生憎の雨です
しかも結構強い雨が降ってて
川の水位や朝から道路の交通情報が流れるラジオを聴きながら準備
せっかくの連休
もちろん、コロナウィルスの影響で外出を見合わせてる人もいるかもしれないのですが
この雨が拡大防止の一手を買うのであれば雨の恵みとも呼べるかもしれない
私は祝日といえども仕事へ向かいます
相変わらず派手なピンクの傘をさして
気恥ずかさはだいぶなくなってきましたが
どこか滑稽にみえるかもしれない
だけど、少しずつお気に入りになりつつある今日この頃です
家を出て直ぐに
セミの抜け殻を目にした
壁際に無造作に置かれた姿に気づけたのは
まだ私の心の中にゆとりや余裕のある証拠かもしれない
ちょっとした事で夏を感じ
直ぐに終わるはずの夏の暑さを想像した
そして、毎年セミの抜け殻を見てははかない気持ちになる
誰もが知ってるとは思うが
セミの寿命は1週間
何年も土の中にいて
ようやく地上で羽ばたけたと思っても
それは一瞬で終わってしまう
ずっと土の中にいればもっと生きられるんだろうか
大きな声で鳴いて
自由に飛び回って
生涯を終える
セミは土の中から地上へでて
飛び立った時
自身の寿命が僅かである事を知っているのだろうか
自分の事を何者かも知らず、分からず死んでいくのかもしれない
こんな事を朝から考えて
しかも、こんな記事にまでしてしまって何になるんだろうと思われるかもしれないけど
人間の人生も僅かなのかもしれない
そして、長い下積みを積んでも輝ける時間
羽ばたける時間はほんの僅かなのかもしれない
多分、私は来週も再来週も恐らく生きていける
生きているであろうと思う
なんとなく生きるよりも
大切に思って1日過ごせたなら
短命になってしまったとしても
そこに後悔はない