梅見月杯 予想
前回の振り返り
こんにちわお馬鹿さん。どうも見事に前回はフラグを回収しキリンジの圧勝に頭を抱えるレースとなりました。
4コーナーで他馬よりも遥かに外をぶん回して能力の違いで押し切りにかかり2着以下を突き離す姿に「(=_=)・・・」と絶望に近い何かを覚えました。
次走はJpn2 ダイオライト記念ということなのでまたそこで取捨を悩ませることになりそうですね。
第13回検討会 SP1 梅見月杯
今回取り上げるのは1月30日(木)に名古屋11Rで行われるSP1 梅見月杯です。
このレースですが、予想を出すつもりはありませんでした。日曜日にG3 根岸Sも控えていることからここを出すか出さないかくらいで本来は終えるつもりが、金盃を外し「悔しがるくらいなら違うレースで当てればいいだろ!」という自分の中で入ったスイッチに従っています。
ただし滾って目の前のレースを片っ端から買っていても当たっても大損、下手をすれば何も当たらないのが関の山なのでこのように狙うレースを決めてスイッチが入っていても冷静に整理をするべくキーボードを叩いている次第です。
前置きが長くなりましたが、位置付けはJpn3 かきつばた記念の前哨戦も1着賞金は1000万円と南関東競馬のS3重賞より多少低めの設定をされた全国地方交流重賞で基本は「どの陣営もここを取りに来た」レースになります。
南関東競馬から4頭が遠征。元中央オープンクラスの馬もおり力関係は基本的に南関東→それ以外も名古屋競馬のレベルは一時期に比べれば上がっていることを地方競馬ファンは薄々感じているでしょう。
私は東海地区の馬に関しては御託を並べられるほど詳しくないので全頭の診断は省き早速ですが結論に入ります。
結論
印
当初何となくの予想では⑫ボンディマンシュを本命に選んでましたが、調べたら問題が見つかったのでこれについては後で触れます。
◎ ⑫オメガレインボー(野畑)
昨夏に熱中症で浦和の銀行レースと思われたオープンレースで大敗をしてからリズムを崩し能力試験を受けることなく昨年12月末のS1ゴールドカップで復帰すると連闘に近い形で翌週のS3川崎マイラーズへ出走。
復帰戦は野畑が騎乗予定も当日のアクシデントにより急遽主戦の笹川へ騎乗変更。これは後にわかったことですが、連闘が決まっていたためS3川崎マイラーズでアランバローズに騎乗予定の笹川ではなく野畑を騎乗させることでコンタクトを取るプランが組まれていました。
そのS3川崎マイラーズでは縦長展開の中で上がり最速の脚を繰り出し5着も着差は以下の通りとなっています。
勝ち馬のムエックスはともかく2着のギャルダルから5着のオメガレインボーまではわずか0.1秒差の中に凝縮されており3着~5着はタイム差なしのクビ、ハナ、アタマ差と枠番、位置取り、状態次第でいくらでも入れ替わる内容です。
6着のデュードヴァンには力の差を示しており逃げて逆噴射をしたアランバローズにも先着。連闘策で挑んだ後もこのレースへ向けて2本速い時計を出しており使った上積みが見込めます。
南関東競馬移籍後は前で競馬をしてばかりで以前の追い込み競馬をしていませんでしたが、直近2走はいずれも以前の形にシフト。南関東の重賞クラスで戦えるだけの力は残っていませんが1階級~2階級落ちるこの舞台でなら元中央オープン、重賞好走馬の末脚が活かされます。
〇 ③メルト(細川)
昨年の勝ち馬で差し展開に強い馬です。頭数合わせ的な部分はあるにせよ中央競馬との交流重賞の速い流れも幾度も経験してきた強みが地方馬同士のレースで活きています。
距離の幅も広く3走前には2000m戦で2着と好走しており速いペースを後方で追いかけている間にスタミナ切れを起こしましたの心配はありません。
塚本、細川、望月など若手の台頭が著しい名古屋競馬。「ピンクのパワハラ老害おじさん岡部誠と愉快な仲間達」だった数年前とは明らかに騎手の様相が一変してきました。
▲ ⑩ アウストロ(秋元)
ゴールドカップは本命でお世話になりました。エンテレケイアとスマイルウィを倒してると考えるとこの馬が1番人気なんでしょうか・・・秋元先生が重賞で1番人気とはゾクゾクしますね(変態の発想)
良い馬ですが、今回は関東圏から東海圏への輸送競馬に加えて東京ダービートライアル(大井)で1度しか経験したことが無い右回りの競馬というのが未知の部分となります。
前走は小久保厩舎が多頭出しでスマイルウィの先行策を封じてエンテレケイアが逃げて勝つというシナリオを完璧に完成させたのにノーマークだったこの馬見事にぶち壊しましたが、「今回買うなら前回で買えよ」というのが単勝12.6倍で買っていた側の意見です。
◭②サヨノグローリー(岡部)
昨年の2着馬ですが本質は浦和1400m~1500m巧者で右回りだと割引が必要。ただし前崩れの展開には強く鞍上には岡部を確保しておりこの点は「名古屋競馬場であれば」プラスになります。
今節の名古屋競馬場は馬場がフラットでどこも伸びていますが、その中で的確な進路を取って末脚を伸ばせば上位進出は可能です。
△ ⑧べストリーガード(今井)
2023年まで中央オープンクラスの中距離レースで連続2着や掲示板を確保しながら「中央オープン以上、重賞以下」の立ち位置と出走の安定した確保の為に南関東競馬へ移籍。
5歳になったばかりの新鮮な状態で流れてきたことから後々走ってくるのだろう・・・と思いきや4戦連続の惨敗で早々に名古屋競馬へと移籍。移籍2戦目に920mのベイスプリントで重賞初制覇を達成。移籍後は3戦3勝と好調をキープしベイスプリント以外は1700mのA1級戦に出走をしています。
⑥セイルオンセーラとこの馬のどちらが逃げるかor競り合うかを考えた際に短距離でも通用するだけの気性の悪さから来るワンペースな行きっぷりと中央競馬時代の実績を評価。
自分の形にならないと弱い⑥セイルオンセーラを潰し切った上でなお後ろから馬が届かった場合は2着~3着に残る目を警戒しておきます。
△ ⑫ ボンディマンシュ(渡邊)
2022年まで中央競馬オープンクラスで活躍し南関東競馬へ移籍。ノーザンファーム生産、シルクレーシングが所有のミッドウェイファーム管理馬です。
右回りの1400mに強く笠松の若き名手である渡邊を確保していることからハイペースでの決め手に期待しこの馬を本命に考えていましたが、昨年12月の笠松グランプリを回避、1月の川崎のレース(恐らくS3川崎マイラーズ)をまたも回避と体調が整わないまま選出されたこのレースへ出走をしていることが発覚。
昨年2月のS2フジノウェーヴ記念でも中間の調整が上手く行かず前走比較15㎏増の太目残りで大惨敗をした経験があるため茨城→名古屋と長距離の輸送があるにせよ9歳という年齢での3カ月半の休み明けとなる今回は評価を落とすことにしました。
自力でどうにもならない馬が何頭かいるレースのため南関東短距離~マイル重賞で掲示板を確保できる能力と前崩れになった際に浮上の余地はあります。
☆ ①インペリシャブル(丸野)
南関東、名古屋で重賞制覇経験があり昔に比べれば逃げないと競馬が出来ないという変な注文が付かなくなりました。
その分でハッキリ言えば能力は落ちていますが、△に挙げた2頭がダラッとした場合や、上に印を振った馬がポカった際の穴馬として最後に加えておきます。
買い目
書きながら予想の微調整、表現方法の修正などを入れてこの記事が出来るまで1時間半を要しましたが、次第に頭の中が整理されて書き始めた当初より頭の中は冷静になります。
とはいえ当てればもっとスッキリできます🧠。