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Jpn3 かきつばた記念予想
第19回検討会
Jpn3 かきつばた記念
今回取り上げるのは2月24日(月)に名古屋7Rに行われるJpn3 かきつばた記念です。
以前はゴールデンウィークに開催されていたレースですが、昨年から開催時期が変更となりG1フェブラリーS、そしてサウジで開催されるリヤドダートスプリントの翌日ということで「この2つに出れない、呼ばれない、もしくは出る気が無い」スプリント~マイル馬によるレースとなります。
名古屋1500mという距離が非常にクセモノで1周のコーナー4回の条件で建前はスプリントですが、私としてはマイルとして取り扱いたいレースとなっています。
名古屋競馬場は内の砂が深く空けて走る競馬場ですが、昨年はこの意識が強すぎたのかスタート直後から中央勢が内を避けすぎてロスを作った挙句に最後の直線でまた外をぶん回して1500m戦で1700m戦を始めるお粗末なレースでした。
さて、今年はどうなるんでしょうか・・・?地元勢を分析しても仕方がないレースということで早速結論に入ります。
結論
印
◎⑦ペイシャエス
〇 ⑧サンライズホーク
▲② エートラックス
◮① ロードフォンス
△⑤ シャマル
△④ サントノーレ
◎ ⑦ペイシャエス(田辺)
昨年のエルムSなど重賞はこれまでに3勝。2022年のJpn1ジャパンダートダービー2着、Jpn1JBCクラシック3着と上の舞台の実績も豊富なエスポワールシチー産駒です。
正直この馬はどの条件がベストなのか未だによく理解が出来ませんが、1つだけ言えるのは「スピードの絶対値自体は不足しておりG1クラスの相手には力が及ばなくなっている」という点。
酷な斤量を背負わされて凡走をした以外は距離関係なくコンスタントに成績を残している右回り、相手関係を落とした上での4回コーナー戦になる点から出走馬の中で最も馬券内の可能性は高いという点から本命に指名しました。
フェブラリーSを想定も賞金順位からして出走は絶望的で小西厩舎の愛弟子である田辺を確保しここへ集中。
中間も2週連続で調教に跨っており前が競り合うところへ外から捲る様に進出を開始すれば好勝負には持ち込めると思います。
〇 ⑧サンライズホーク(デムーロ)
昨年の勝ち馬ですがJpn3しか勝利をしたことが無いので57kgと斤量に恵まれています。
一応逃げ馬のはずですが、最近はまた出遅れ癖が酷くなり道中で捲って無理やり前に迫るような競馬が続いておりとにかく当てにならない点がネック。
外枠になったので最近の中ではスムーズな競馬をしてくれそうなので出遅れるにしても早めの段階で捲り切って本命馬の展開をアシストしてくれると歓迎。
鞍上のデムーロは同日にボートレース浜名湖で行われるトークイベントのゲスト出演をキャンセルし運営に迷惑をかける形になったという経緯からも陣営は本気でフェブラリーSに出るつもりで準備をしたことが推測できます。
▲ ② エートラックス(鮫島 克)
2歳時にJpn2兵庫チャンピオンシップを勝利し昨年12月にはJpn3兵庫ゴールドトロフィーで古馬を相手に逃げて3着粘り込みに成功。
典型的な逃げ馬ですが、一方でそこまで初速があるわけではないので中央馬同士のスプリント戦、ワンターンだと力を発揮できず現状は相手関係に恵まれた地方交流重賞の1400m戦が適鞍となっています。
後で触れますが、今回は⑤シャマルの状態がイマイチということで何もなければこの馬がハナを奪ってレースは展開が出来そうなので後は最後の直線に入った段階で先頭をキープ出来ているかが問題となります。
名古屋競馬場は直線の内側の砂がタフなため内へ追いやられて伸びないところを走るような苦しい競馬を自分から演出することだけが危惧されますが、昨年12月にノットゥルノで大逃げを打って2着に粘り込んだりと馬場読みに長けている鞍上の判断力にこの辺は賭けることにしました。
⑧サンライズホークに早めに捲られた場合は前走も最後は失速していたので100mの距離延長が堪えて後退する危険性も同居。
◮ ① ロードフォンス(横山和)
G3根岸Sの2着馬でオープンレースの霜月Sを勝利している実績があります。
これまで全てのレースが左回りのワンターンによるもので今回は地方競馬、薄暮時、右回り、1周コースと色々な要素が混ざり合う上に1枠に入ったことで外にどこで持ち出せるかの勝負となります。
左回りばかりを使う割には壁が無いコースだと外に張る癖があり条件を極端にいじったことがどっちに出るか?何とも言えません。
いつも馬なりで調教で好時計をマークする馬にしては内容がパッとしない点からも後押し材料が少ないのですが、これより下に評価した馬と異なり重賞実績が無いあめ56kgと斤量には恵まれています。
△ ⑤ シャマル(川須)
昨年のJpn1かしわ記念の勝ち馬。59kgとトップハンデを背負っての7歳初戦を迎えました。
中間の調教を鞍上の川須が付きっ切りで行い土日の競馬開催時でも栗東で早朝にこの馬とコンタクトを取る徹底っぷりを見せていることはもう周知の事実でしょう。
しかし、陣営から今回全くこのレースを勝ちに来ている雰囲気を感じません。特に今回はフェブラリーSというG1レースに向けて仕上げてきた馬がいるレースだからこそ「先を見据えているこの馬の状態」が命取りになると私は危惧しています。
1週前のCWでは内から併せたとはいえ馬なりで先行する相手を一杯で追いかけながら大きく先着を許したり、調子が良い時は50秒に迫る坂路の動きを見せる馬にしては時計もイマイチ。
賞金が欲しかったはずの昨年ですらこのレースで4着に敗れており次走の不良馬場だった黒船賞で勝利と良馬場の名古屋の馬場と1500mという中途半端な距離条件も割引材料。
自力で3着に入り込む可能性はあってもそれ以上の期待は出来ず・・・。
△ ④ サントノーレ(吉原)
昨年のJpn2京浜盃の勝ち馬。昨春は骨折による離脱もありましたが復帰後はS1戸塚記念を制覇しJpn1ジャパンダートダービーにも出走をしています。
その後は長期の休養に突入も厩舎へ戻るとG1フェブラリーSに向けて横山典弘を早々に確保も賞金不足により除外が濃厚となったことで吉原に鞍上を変更してこちらへ向かってきました。
2~3歳にかけてハイレベルと言われる中央競馬現4歳世代を相手に好走をしてきた馬なので評価をしたい一方でただでさえ早熟傾向の強い門別出身馬で成長力が無いエピカリス産駒という点については疑問が残ります。
「フェブラリーSに向けて馬を作ってしまったから」と仕方なし感のあるローテーションでの出走で重賞クラスの中央馬を相手にするのは少々酷と見ました。
買い目
馬単
⑦-①②⑧(本線)
②⑧-⑦(押さえ)
計 5点
3連複
⑦-②⑧-①②④⑤⑧
計 7点
⑨サヴァだけ悩みましたが、この鞍上は老害に片足を突っ込んでるのに最近は頻繁にパワハラなどの問題も発覚しており好感が無いので消しました。
ここまで読んだ人へ
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