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風水6【日本の風水、ワールドワイドな風水】
風水『風水』と『家相』の違い
『家相』とは
日本の風水は、中国から一部の理論のみが伝わり、『陰陽道』や『家相』として取り入れられ日本で独自の発展を遂げて、今のスタイルになったことは、風水1〜4で取り上げてきました。
現在日本人が風水としているものの中にはこの『家相』の考え方が色濃く残っています。
平安時代中期ごろから発達してきた『家相』とは、
土地や間取りに限定して、そこに住む人の運勢を見るメソッドです。
あなたもきっと一度は耳にしたことがある鬼門、裏鬼門の方位は『家相』でいう凶方位なのです。
鬼門、裏鬼門の考え方
『家相』では、北東を「鬼門」、南西を「裏鬼門」として最も凶方角とされ、この方角に玄関やトイレ(気の入り口と出口)を作るのは避けるべきだと考えます。
ちなみに『風水』では、一概に凶方とは考えていません。
各部屋の見方の違い
『家相』では、玄関やトイレなどの位置にはこだわりますが、家具の配置までは明確には定められていません。
家そのものの「欠け」や「張り」、「間取り」で吉凶を判断します。
一方『風水』では、玄関の向きやベッドの向きなどのお部屋の中のレイアウト、キッチンやトイレの位置関係なども重要視します。
方位についての違い
『家相』は、東、南東、北西を吉方位としています。基本的に「家の方位によって人の吉凶が決まる」という考え方です。
『風水』は、建物の構造や向き、地相などからも吉凶を判断します。
方位の分割方法の違い
『家相』は、八方位を45度ずつ分割する派と東西南北の四方位を各30度の幅を持たせて設定する派があります。
『風水』は、全24方位で細かく判断します。
さらにワールドワイドな『風水』玄空飛星風水
玄空飛星派風水とは
玄空飛星派風水は、色々な風水技法がある中でも最強と言われている風水の手法です。英語では、「Flying Star Fenshui」というワールドワイドな風水技法です。
玄空飛星の星というのは、数字で表される9種類のエネルギーのことを指します。
星が時間によって見える位置が違うように、エネルギーも位置を変えていて、その移動にはサイクルがあります。
この9種類のエネルギーには良いものと悪いものがあります。
また、色々な種類のエネルギーは一箇所に留まっているのではなく移動します。
そのエネルギーの動きが判れば、悪いエネルギーを避けるために良いエネルギーを活用することが出来るとするメソッドです。
日本でよく使われている方角固定によるものではなく、玄空飛星派風水は時間と共に運気が変化するという考え方です。
いくつかある風水技法の中で、時間である「いつ」と空間である「どこに」という両方で判断するのが、玄空飛星派風水の特徴で、この風の時代に合ったとても優れた風水術だと私は思います。
玄空飛星派風水の流れ
玄空飛星派風水では長期的な時間の変化を重要視します。これを三元九運と言います。
三元とは180年を上元、中元、下元と各60年で分けます。
さらに20年毎に運を分けるので全部で九運となります。
この三元九運をもとに、中央から順次加算して、飛星チャート(九数図)と呼ばれる図を作成して、方位を見ていきます。
24方位や陰陽の法則など、専門の法則や計算方法で、飛星チャートは出されます。
ここではそのチャートの出し方は、割愛させて頂き、参考までに三元九運の表と
今年2023年の飛星チャート(九数図)を添付します。
この表を見ると、今年が下元の八運最後の年ですね。変化する前年の2023は、しっかり整えて、来年からの変化に備えたいですね。
次回の風水7では、2023年の飛星チャート(九数図)の解説と今年の対策について語りたいと思います。
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