商業BL派と二次BL派
商業BL作品は読むけど二次創作BL作品は読まない、という方もいれば、その逆に、二次BLは読むけど商業BLは読まない、という方も多いらしいですね。
これってBLの最初の入口が商業か二次かによっても変わるかもなぁ…と思ったんですよ。
最初にハマったのが商業だと、その後も商業を読み続ける可能性が高そうな気がします。
逆に、二次でBLにハマった方には、商業BLは確かにちょっと敷居が高いかもしれんなぁ…。
前提として、その作品のキャラや世界観をよく知っていて、既に愛着がある状態で二次作品を読むのと、
全然知らないキャラや世界観の、初対面の作品(商業作品)を、どんな内容か詳細が分からないまま、イチから探りつつ読むのとでは、やっぱモチベが違うだろうなぁ…と。
あと単純に、二次の場合「この作品のこのキャラ(又はカプ)のBLが好きなので、それ以外のBLには興味がない」…てのもあるんじゃないかと。
商業BLではまず「BL」であることが前提だけど、二次BLの場合はまず「推しキャラ(推しカプ)」であることが前提だったりするのかも。
作品世界をそのまま受け入れて、どっぷり浸りたいタイプ(商業派)と、
作品世界を自分なりに解釈してカスタマイズしたい、又はカスタマイズされたものを読みたい(二次創作派)というタイプの違いもあるかもしれんですね。
自分の場合、BLの最初の入口はどっちだったかな…て考えてたんですけど、判然としない…。
もう30年くらい前のことなのでな…。たぶん、商業の方がちょっとだけ早かったかも?
アレ? 最初にハマった商業BL作品て、漫画ではなく小説だったか…?
当時は明確な商業BLレーベルてまだ少なかったので、少女漫画誌に載ってるBL風味な漫画を色々と読んでいた記憶があります。
今思うと当時の少女誌て、めちゃめちゃカオスなラインナップだったよなぁ…。
30年前なので、もちろんネットもスマホも無く、田舎住まいなので近所に大きな書店もなく、二次創作も気軽に触れられる環境ではなかったですねぇ。
商業漫画も(BLに限らず)、現在のように多種多様な本が出版されてなかったので、自分の好みとかは二の次で、とにかく手当たり次第に何でも読んでました。漫画に飢えていたんだ私は…。
そのせいかどうか分からんですが、商業BLも二次BLも関係なく好きですし、興味があれば基本的に何でも読みます。(ほぼ漫画のみですが)。
ただ、興味の幅は年々狭まっているかもしれん…。若い頃に比べるとどうしても気力体力が衰えるし、保守的になりがちなのでな…。
余談ですが。
商業のBL漫画作品の場合、一巻完結が主流ですが(近年は続刊のある作品も増えてきましたが)、一話読み切りとか一巻完結でキャラやストーリーを掘り下げるのって、かなり難しいと思うんですよ。
その辺りももしかしたら、二次BL派にとって商業BL作品に魅力を感じない原因の一つになり得るのではないかな、と。
つまり、ある程度の巻数(話数)がないと、なかなかキャラやストーリーに思い入れや愛着を持ちにくいので、キャラ重視の二次派にとっては、商業BL自体に魅力を感じにくいのでは…という。
かといって巻数を多くすればするほど、最初の取っ掛かりの段階で、気軽に読み始めることが難しくなる。(そりゃそうだ)。
あと、商業派の方の中には、一話や一巻で短く完結するお話を読みたいという需要も根強いと思われるので、
うーーーーん……
この話題はもうちょっと……時間をかけて掘り下げてみたいっすねぇ……。
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