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vol.86 ハンドボールというものをやってみた

週末に、大人のハンドボール教室に参加するため名古屋まで行ってきた。
これもまたご縁があって、八王子でクラブを持つ小田中叡人さんが、私が提供している体質改善プログラムを行なってくれた。(変化ががすごいので写真だけ載せさせてください!笑 本人許可なしですが笑)

顔がシュッとして体も変化しすぎててびっくり!

その時の、たわいもない会話の中で、「名古屋で体験会をするけど、来ない?」と誘っていただき、二つ返事で「行く!」と決め、チームを支えるメンバーの皆さんに便乗して、深夜、車を飛ばしてもらい名古屋まで連れて行ってもらった。土曜日の夜から日曜日の夜まで、たった1日を共に過ごしただけだが、とても印象深い1日になった。

小田中さんの提供しているハンドボールクラブは、「八王子ユナイトスポーツクラブ」。八王子を中心に様々な地域で小・中学生向けにハンドボールスクールやハンドボール教室の運営をしている。今回はその教室の名古屋開催に参加した。

ハンドボールに触れるのは、人生で初めての経験。運動をしてこなかった私にとっては、体育館やジャージも全く無縁のもので、すべてが新鮮の連続。でも、教室に参加してくれた皆さんが温かくて、思いっきり体を動かしてはしゃぐことができた。(19歳だと思われたことは本当にネタ。)

名古屋大人のハンドボール教室

今回は、ハンドボールももちろん楽しかったが、それ以上に、このスクールへの思いや、スクールを作り上げているメンバーのあり方に強く惹かれた。

コーチとしてアルバイトをしている大学生に、「なぜこのユナイトでコーチをしているの?」と尋ねた。彼は家から八王子まで片道2時間かかると言うが、答えは一言、「小田中さんがいるから」。彼がこのスクールで、ハンドボールを続けたい、学びたい、そして指導したいという思いに、私は感銘を受けた。それはまさに、小田中さんの人間としてのあり方、人間力が答えだと思う。

小田中さんはハンドボールを「相手と対話する一つのツール」と表現していた。彼は「自分にはたまたまハンドボールという手段がご縁で目の前にある。ハンドボールで得る勝ち負けの結果よりも、ハンドボールを通じてどんな人財に成長するかのほうがずっと大切だ」と語っていた。改めて、ハンドボールはあくまで手段であり、その目的は人の成長。その成長を大切にしているチームだと感じた。

特に印象的だったエピソードは、スクールの親御さんが「車で現地まで送りに行こうか?」と優しく声をかけてくれたが、その申し出は受けなかった。親が普段そばにいることのありがたさや、そこに行くまでにどれだけの苦労がかかるのかを子ども自身に知ってほしいからだ。車なら10分で着くかもしれないが、歩いたりバスに乗ったりすることで、費用や多くの人の助けが関わっていることに気づいてほしい。親御さんの優しさはありがたいが、あえて自分でその道を経験することが大切だと思っていると。

彼は「怒ることはしないが、叱ることはある」と言う。中学生には、自分の毎日を振り返り、記録するように促していた。単なる地域のスポーツクラブの枠を超えて、彼らの成長を真剣に考えている姿勢に深い感銘を受けた。
日々の出来事や感情を記録することは自己理解を深める重要なステップであり、それをコーチがサポートしてくれることには大きな意味がある。ここまで学生一人ひとりに目を向け、愛情を持って接してくれるコーチの姿勢には、彼らの指導が単に技術を教えるだけでなく、心の成長にもフォーカスしているからだと思った。

ユナイトというチームでハンドボールができる子どもたちが本当に羨ましい。5年後、10年後には、社会で活躍する人財がここからきっと生まれるだろうと感じた。

改めて今回、一緒に便乗して行った名古屋の旅だったが、のんちゃん、チッカー、そしてあきとさん、三人のチームスタッフの仲の良さ、人柄の良さ、人としての魅力を十分に感じることができた。

新参者で何もわからない私に優しく接していただきありがとうございました。もっとみんなと仲良くなりたい。もっとハンドボールやりたい!そう思えた旅でした!大感謝です!!!

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