私がピラティスを始めた理由
ピラティスとの出会い
私が「ピラティス」と初めてであったのは、学生時代に海外研修で行ったオーストラリアの大学。
その当時からオーストラリアではリハビリ場面にピラティスがとりいれられており、理学療法士を目指す学生の授業としてピラティスが教えられていた。
当時は正直あまりよくわかっていなくて、その約10年後に本格的にピラティスを知り、はまることになるのだ。
股関節が痛い
子供のころから長く歩いたりすると左股関節が痛くなることが度々あった。
左股関節の外旋角度は約10度。これは正常といわれる角度に届いていない数字である。
筋力が低下しているためだ、インナーマッスルを鍛えなければ、ということでいろいろなトレーニングを試みていた。
ジョギング、登山、ハイキング、アロマトリートメントなどなど
挑戦したものは数知れない。
でも、何をしても、やり方がわるかったのかなんなのか、、、股関節の痛みが改善することはなく、むしろ、腰痛まで現れるようになったのである。
そうだ!ピラティス!!
サイクリングに挑戦し始めたころ、ピラティスの存在を思い出した。
そこでピラティスについてネットでしらべてみたところ、自分の考えているリハビリのアプローチの方法と共通するところが多くあった。
しかし、日本でのピラティスの印象は「おしゃれな人がいくところ」「運動不足の人がいったら恥ずかしい」などなど、自身の体をケアするものという印象がなく、まだまだ他人の視線が気になっていた当時の私にはピラティススタジオの扉をたたくことはとても勇気のいることだった。
でも!やってみないと何にも変わらない。
勇気をだして、一つのピラティススタジオの扉をたたいた。
しかも、インストラクターコースの説明会。
ピラティスで元気に
結局、私はそのままピラティスインストラクター養成コースを受けることにした。そのコースが始まるまで、スタジオのレッスンに週に1~2回参加していた。自分の体が自分の思うように動かないことを目の当たりにした。
インストラクター養成コースが終わるころには、すっかり左足の痛みを感じることなく過ごせるようになった。
わたしに必要なのは「正しく体を動かすこと」だったんだと改めて実感した。そして、ピラティスをすると気持ちまで軽やかになるようになった。
内向的で自己肯定感が低い私だったが、ピラティスを習慣的に行うようになって約1年後くらいから気持ちへの影響を感じはじめた。
とにかくいいことづくめだ。
今ではピラティスは私の生活にとって欠かせないものになったし、相棒くらいにかんじる。
ただし、運動は運動なので負荷量、いわゆるやりすぎには注意しないといけないことも実感。
いずれにしても、良いことのほうが多い。
今では実年齢よりも見た目がマイナス10歳くらいで言われることが多い。
実際に年齢は重ねても心も体もピラティスで軽やかに過ごしていきたい。