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【備忘録】文系で2つの外部大学院に受かった話

こんにちは。
このnoteでは、私が外部院進した話をつらつら書こうと思います。備忘録がてらなので、参考になるかはわかりませんが、暇つぶしにでも読んでみてください。

はじめに

私について

まず自己紹介です。
東京外国語大学国際社会学部アフリカ地域専攻というところに所属しています。
この所属になるまでに紆余曲折ありました。
まず、現役時大学を全落ちして、自宅浪人を経て立教大学異文化コミュニケーション学部に入りました。

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立教での学びもとてもよかったですが、その後三年次編入試験を受けて、阪大、名大、外大に受かり、晴れて外大生となりました。

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もともとの頭は私立文系なので、理数系は弱いです。筆記で受かったのも立教だけなので、そこまで頭もよくありません。
小論文、面接が強い感じです。

私は文化人類学を専攻し、大学院に進む予定です。
院進を決めたのはおそらく大学2年生の頃でした。

幼い頃から「企業は向いてないと思う…」と言われ続けた人生で、自分が就活する未来が全く見えていませんでした。

当時の立教大学の授業で文化人類学に出会い、とても興味を持ち、今に至ります。
性格的に一度これ、と決めるとそこからなかなか抜け出せない性分なので、人類学に関しても一度決めたら揺らぐことはありませんでした。

とはいえ、大学入学時は国際協力とか、開発学とかに興味がありました。授業を受けていくうちに色々な限界を感じていたところ、人類学と出会った感じです。

大学2年から作ってきた繋がり

大学院合格にあたって一番役立ったのは、やはり人脈です。
まず、2年の人類学に出会った頃、そのきっかけとなった授業を開講されていたA先生に直接連絡を取りました。
A先生は非常勤でうちの大学に来ており、所属大学は立教ではありませんでした。
「自分は【北アフリカのとある事例】の研究がしたい。人類学に興味がある。どうすればいいか」
といったことを書いたメールを送った記憶があります。

その先生の専門はアフリカではなかったので、その先生の後輩にあたる北アフリカを研究しているB先生(他大学)を紹介していただきました。

ありがたいことにB先生にはすごくお世話になり、連絡を取ったあと、B先生の所属先の大学生たちとオンラインで読書会をすることになりました。

その後、同じく2年生の頃、C先生と知り合いました。C先生の専門は人類学ではないものの、のちの外大での指導教員となる先生と親しく、今もお世話になっています。

A先生、B先生ともに、現在に至るまで連絡を取り続けており、
大学院もA先生が所属するところ、B先生が所属するところを受け、合格しました。

学年別やったこと

ここでは学年別に院進に関係ありそうなやったことを書いていきます。
今思えばあれが役立ったな、みたいなのも書いていきます。

2年

大学院進学を決める。と同時に編入試験を受けることを決める。
編入の志望理由書を書くにあたり自分のやりたいことを明確化したり、学部卒業後の進路について言語化する機会があった。
A先生、B先生と出会い、お世話になる。

編入試験では志望理由書、小論文、英語、面接が必要でした。
院試もこれとほとんど同じだったので、対策は楽でした。

3年

外大に編入する。
B大学に遊びに行く(院訪問)。B先生から話を聞いたり、他の先生から話を聞いたり、院生から話を聞いたりする。

4年①

秋学期半年留学していたのであまり院に向けたことはしていませんでした。

4年②

7月に院訪問。A大学、B大学、京都大学を訪問。
過去問を手に入れたり、先生と話したり、院生と話したりしました。

院試の勉強は8月頃から始めました。
9月と11月に入試がある一方、11月直前(院試の前日!!!)に卒論の第一稿を提出しないといけなかったので、それにバイトも加えて両立するのがすごく大変でした。

院進にあたって考慮すべきこと

ネームバリューか、先生か

やっぱり東大とか京大とかは、研究費も豊富ですし、設備も機会も人も揃っていると思います。名前が有名であればそれだけ恵まれた環境で研究ができるのかなあと思います。
ただ、個人的には先生との相性を考えたうえで院を決めるべきだと思います。
私もA大学、B大学のほか、京都大学、東京大学の受験を検討していた時がありました。
しかし、京大や東大にドンピシャな先生がいなかったことなどで受験はやめました。

大学院は学部のゼミ以上に少人数で、指導教員を始めとした教授陣と近い位置で研究が進みます。研究室の雰囲気や、先生との相性がとても大事になると思います。

指導体制

大学院には放任主義と、その逆で指導教員と密な関係になる指導体制が存在します。
それぞれに良さがありますが、自分と合う指導体制は何かを考えるのがとても重要になってきます。
私の場合、メンタルがそこまで強いわけではないので、放任主義だとうまくいかないかもしれないと思いました。
事前の院訪問で院生の方たちに指導体制について話を聞き、かなり手厚い指導をしていただけそうな院への進学を選択しました。

院訪問で先生にインタビューしてもわからないことはあります。ぜひ在籍している院生に話を聞くのをお勧めします。

実績作り

修士のうちから学会発表や雑誌投稿を積極的に後押ししているのか、それともじっくり修論に向き合えというパターンなのか、なども院選びの候補にした方がいいです。

博士課程進学を視野に入れている場合、修士の頃から実績を作れるのはとても強いアドバンテージになると思います。

奨学金

大学院に進む際、実家が太くて金銭的な不安がない人は考えなくていいですが、学費や生活費などがかかってきます。それをどう賄うか。

個人的には日本学生支援機構の貸与奨学金が良いと思っています。
こちらは優秀な成績をおさめると半額もしくは全額免除になることがあります。
こういったものも、研究科の中でそういった免除が適用された学生が存在したことがあるのかなどを聞いておくといいです。

院訪問にあたっての質問事項

先生に向けた質問事項

  • 指導体制に特色があれば教えてください

  • 修士の段階でフィールドワークへ行くことは推奨していますか

  • 内部院進率(外部院進率)はどのくらいですか

  • どのくらいの人数が博士課程に進みますか

  • 日本学生支援機構の貸与奨学金が免除になっている人はいますか

  • 修論の指導は一人の教員のみですか、教員全員で行いますか

学生に向けた質問事項

  • 他の院と比べて良いところ、悪いところを教えてください

  • アルバイトはしていますか

  • 奨学金はとっていますか

  • 学生同士の仲の良さはどんな感じですか

  • 個々人の先生の様子について

  • 指導体制はどんな感じか

おわりに

とまあ、こんな感じにつらつらと書いてみました。
大事なのはネームバリューとかではなく、2年、もしくは5年以上そこで過ごしていけるだけの環境があり、いかに人間関係が築けるかにかかっている気がします。

質問等ありましたらお気軽にTwitterのDMなどでどうぞ。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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