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エンパワメントな関わり

2021年3月6日FB投稿
その人の中で統一された、ブレない人間観がまずあって、そこに専門知識とか技術とかを撚り合わせていくような、そういうあり方が望ましいと思う。

人間観とはすなわち、人にはそれぞれ、自分をいい方向に導く力が自ずと備わっていて、エンパワメントな関わりによってそれが拓かれていくものだ、という信念だ。概ねの時間は、いいかげんで適当だったとしても。

子育てをしていると、日々の忙しさや、ときに訪れる嵐のようなやり取りのなかで、その信念が吹き飛んでしまうときがある。でも、吹き飛びそうになりながらも、なんとか信念のかけらをよすがにして関わりを続けていると、少しずつ少しずつ、信頼関係が積みあがってくる。「信じて待つ」って、めちゃ難しいけど、大切だ。

「人間」をトータルでどう捉えるかの基盤がないまま、いくら専門知識や技術をたくさん身につけてみても、意味がないだけならまだしも、相手を余計に傷つけたり、分断を生んでしまうことすらあるというのが、38年生きて一通り助ける側も助けられる側も経験しての所感としてある。

誰かと関わるときには、その人の中にある、よりよくありたいとか、今よりちょっと健康でありたいとか、もともとある力を、そっと後押しするプロダクト、みたいな感じで、願わくばありたいなぁと思っています。

でも、残念ながら今の教育では、それが難しいなぁ。

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