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酒の席は金で孤独を紛らわす場所だ

私はお酒飲まないけど、先日居酒屋に行った。

こんな私を飲みに誘ってくれる方はいらっしゃるんですねぇ。ありがたいことに。
10代の中高生みたいな考えかもしれないが、自分が他人との人間関係の輪に入れて存在を認められてることは嬉しいものだと感じている。

何だか楽しそうだったのでご一緒させていただいた。

一軒目:居酒屋

乾杯 by長渕剛

全員20代女性、乾杯の時には両手が塞がる。左手にジョッキ、右手にインスタのストーリーのカメラを開いたiPhoneを持って乾杯する。
“Both hands cheers” Z世代の乾杯方法に名前をつけてみた。

ところで、私は飲んでいない。すいません!!!お茶です!!!!!
お酒嫌いなので飲みません🥺

乾杯して美味しそうにビールを飲む同席者たちを見るだけで私は満足である。
私はビールを飲んだことがないので「ビールって、美味しいんですか?」と聞いたら「そりゃあ美味えよ!!」って笑顔で返された。
美味しいらしい。ほお、何よりである。

クエの寿司

回転寿司メニューにない魚が書いてあったからそれにした。

クエ。ご存知か?
私はこの日初めて知ったぞ。

今調べてみたけれど、クエは日本近辺で漁れる食用魚らしい。成長速度が遅く、大型になると希少性が高いから高級魚なんだそう。フーン。
美味しかったデス。

この日の前の週ではインド料理店に行ったのだが、400円でテニスボールくらいのデカさのサモサ(インド風揚げ餃子)が出てきたけど、居酒屋は逆だ。800円くらいでMONO消しゴムのような大きさの寿司が出てくる。
ビックリビックリ。

2件目:バー

私が生涯飲まないであろう酒たちがズラリ

「2件目に行こう」というノリ、よくあることだろう。私は数年ぶりである。
24時にはおねんねしている人間なので、日付が変わる頃にも外でフラフラしているのは大変珍しいことである。

私は煙草の煙が大の苦手である。なので少し顔に出てしまったかもしれない。あと、ガヤガヤした雰囲気もなかなか居心地が悪い。
それが伝わっていたら少し申し訳ない。

私が聞きたいのは同席している人の話で、後ろで騒いでいる酒豪のクソデカボイスではない。カラオケで流れるコレサワの「タバコ」、back numberの「高嶺の花子さん」に意識が半分持っていかれる。意識が分散した。あまり好きなところではないな。

私が思う飲みの席の意義

私はわりと飲み会否定派ではある。

何故なら生産性がないからだ。金と時間を犠牲にして得られるものがない。ないとまで言ったら言い過ぎかもしれない。でも新しい知識や経験を手に入れるわけではない。
テンションをMAXに引き上げることが第一目標みたいな節がある。

何も得てないけど、喋ってるうちにどんどん時間が過ぎていくのって、前は無駄だと思ってた。でも今はそうは思わない。
時間がどんどん過ぎていくけれど、その間ひとりぼっちの時に湧いてくるネガティブな感情や孤独感みたいなものはゼロだ。今その瞬間を楽しむことができる。

金で孤独を紛らわすって、悪い印象を持たせそうな書き方をしたけど、私はそんなに悪く思っていない。たまには良いと思う。


ただ「飲みに行った」というだけのことを記事にしているの、なかなかおもろいな。人と一緒にいながらも半分は自分の世界にいるのよな。別に楽しんでないわけじゃないけど。

また行こうと誘っていただけたのは嬉しい。恐れ多い。
ただ、もう少し静かな場所で食事がしたいと思った。

「次はもう少し落ち着いたところにしませんか?後ろでコレサワとかback numberとか歌ってる人がいないところで(笑)」
って言うか。

〜続〜

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