音楽って楽しい-プリンシピオ
音楽の神様は、時に残酷だ。
あの時期出来た傷跡は、たまに膿んでしまうことがあるけれど、すっかりと瘡蓋になったように思う。どうしてだろう、ってすごく考えた。7が6になるときも、6が5になるときも。彼らの音楽に魅了された私にとって、彼ら自身の形を変えてしまったものが「音楽」なのだとしたら、なんてことを考えて、考え続けて、朝を迎えたこともあった。
始まりがあれが終わりがあるように、終わりがあれば始まりもある。6が5になったその瞬間、たった一人で走り出した彼の姿を、私はいつまでも忘れないと思う。夏、大きなドームで、豆粒みたいにしか見えなかった彼を、肉眼で見つめることができたことも、小さな箱の壁に大きく映し出された影のことも。同じように全国を駆けめぐり始めた5人のことも。
「思い出」は、時間がたてば美化されるものなんかじゃなく、「悲しい」ことは今だって悲しいし、「悔しい」ことは今だって悔しい。年齢を重ねて、受け入れられる器が大きくなるだけなんじゃないかな、って思ったりしている。大きくなった分、折り合いもつけられるようになったりもした。だからこそ、私は大好きだった7も、6も、大事に大事に宝箱に仕舞い込むことが出来たんだと思う。そうしてたまに取り出して、愛おしく眺める時間を、とても穏やかに過ごせている。
錦戸亮くん、独立2周年おめでとう。あなたが踏み出した尊い一歩に最大限のリスペクトを。そして今も爆速で駆け抜け続けているその道のりを、ちょっとだけ遠くから、これからも見守らせてもらいたいな、って思います。豊かで、素敵なものでありますように。
そして、関ジャニ∞のみんな。ニューアルバム、おめでとう。何よりもついて来ているファンを大事にしている姿、とても眩しく、素敵だと思いながらみています。どんなタイミングでも、上へ、さらに上へ、と進んでいく歩みが、より素晴らしいものでありますように。
#ワードパレット 走る 明け方 神様