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まるで映画を見ているような【YOASOBI 1st Live 「KEEP OUT THEATER」】
自分がよく読むようなライブレポート記事というものに近い形式で書いてみたいと思い、知識がない中でこのような形式で書きました。
以下、敬称略となっております、すみません。
情報も色々と調べつつ書きたのですが、もし誤りがありましたら編集させていただきます。
YOASOBIが2021年2月14日にオンラインライブ『YOASOBI 1st LIVE "KEEP OUT THEATER"』を開催した。
会場となったのは、新宿ミラノ座跡地(現在、エンタメ・ホテルの複合施設を建設中)に設けられた特設ステージである。
YOASOBIは、コンポーザーの"Ayase"(ボーカロイドプロデューサー)とボーカルの"ikura"(シンガーソングライター幾田りら)からなる小説を音楽にするユニットである。
2019年11月に公開されたデビュー曲『夜に駆ける』が2020年12月にストリーミング再生回数3億回を突破するなどして大ヒット!
エナジードリンク「ZONe Ver.1.0.0」とのコラボ曲や「ブルボン アルフォートミニチョコレート」、「Google Pixel 5」などのCMソングとしての起用も。
そして、デビュー1年かつCD未発売(2021年1月6日に1st EP『The BOOK』発売)で2020年のNHK紅白歌合戦への出場を果たす。また、初のライブパフォーマンスが紅白歌合戦となった。その後のテレビでのパフォーマンスは、CDTV ライブ!ライブ!で『夜に駆ける』、『アンコール』を、ミュージックステーションで『夜に駆ける』を歌唱したのみであった。
そんなYOASOBIが初ワンマンライブを行うということで、待ちに待ったファンはライブ開始前からチャット欄で大盛り上がりをみせた。
18:07頃、定刻より少し遅れて開演のアナウンスが流れ始める。エレベーターに乗ったバンドメンバー、Ayase、ikuraの足元が映し出されると、コメントの盛り上がりは一気に最高潮へ。
YOASOBIの大きなロゴの前に立つikuraのアカペラからライブはスタート。イントロと共に映し出されたAyaseは少し緊張しているような表情をしていた。
バンドメンバーの後ろにはプロジェクションマッピングによって映し出された花火が咲く。ネオンや電球、楽曲に合わせて輝く演出は、物語の中に観客を引き込むものであった。
どれも楽曲のイメージ沿うように考え抜かれていたが、個人的に一際ライブ映えが感じられたのは、『怪物』だ。YOASOBIの楽曲は、明るくどこか可愛らしさのある曲が多い印象であるが、この楽曲はダークな雰囲気を強く感じる。
ライブでは、オリジナルアレンジのオシャレなカウントダウンからスタート。スモークが広がり、赤や橙のライトが内側に秘めている本能や裏側の世界を彷彿とさせた。その中でikuraの力強く芯のある歌声が響き、バンドメンバーやAyaseを操っているかのような錯覚を起こさせた。
小説を音楽に…物語によって優しく芯のある歌声、力強くも儚さを見せる歌声、と歌声に感情や表情を乗せることのできる彼女の歌声だからこそ、聞く人の感情に寄り添うことができるのだろう。
工事現場にネオンやスモークなどで彩り、秘密基地のようなその場所で音を楽しむ彼らは、その日誰よりもYOASOBI(夜遊び)していた。
【SET LIST】
M1 あの夢をなぞって
M2 ハルジオン
M3 たぶん
M4 ハルカ
M5 怪物
-Epilogue-
M6 アンコール
M7 夜に駆ける
M8 群青